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国鉄80系電車-車両デザインについて調べるならランキング★モンスターで簡単チェック!!
6.車両デザイン

車両デザインとして特筆すべきは先頭車(クハ86)のデザインである。1949年末から製造された初期型(クハ86001 - 86020)こそ、運転台正面が従来のモハユニ61形などのデザインを踏襲した非貫通3枚窓構成<ref>前面に限り雨樋位置を上に上げた張り上げ屋根構成となっているが、その基本設計はモハユニ61形のそれに準じる。</ref>であったが、1950年下期以降製造のモデルからは正面2枚窓に変更した。

最初にこのデザインを試みたクハ86021・86022は、3枚窓車用の台枠を流用した関係で、中心に「鼻筋」となる鋼板合わせ目のない曲面形状であり、やや締まりに欠けたが、続くクハ86023以降は台枠形状を変更して「鼻筋」が出現、ここに80系の象徴となる2枚窓デザインが完成した。スピード感と近代性があり、当時としては極めて斬新な形状で「湘南型」と呼ばれた。

このスタイルは乗客と鉄道関係者の双方から好評を得て、1950年代を通じ、国鉄・私鉄を問わず日本の鉄道界に同種のデザインが大流行する事になった。これは、それまでの電車は貫通扉があったため3枚窓の顔のものがほとんどであったが、貫通扉を廃して2枚窓にすると運転士にとっては運転室も広く視界が良くなり、またデザイン的にも斬新な印象を与えられたからであるとされる。

基本は、前照灯を中央上部に1灯埋め込み式に設置し、上半部を後傾させて正面中央に折線を設けた「鼻筋の通った」デザインであるが、アレンジメントも多く、前面窓を1段くぼませたり、前照灯を窓下に降ろして2灯化、「鼻筋」を廃して丸みのあるデザインにしてみる、等々無数の亜流を産んだ。さらには、新製車ばかりでなく旧型車を更新改造の際に「湘南型」に改装する例も見られた。その後、それらの鉄道車両を、鉄道ファンは「湘南タイプ」又は「湘南スタイル」・「湘南顔」と総称するようになった。

1950年代当時、日本全国の鉄道における新車への「湘南顔」の猖獗ぶりは凄まじいものがあった。一般の電車は無論のこと、路面電車電気機関車気動車ディーゼル機関車にまで急速に伝染し、森林鉄道向け小型ディーゼル機関車(酒井工作所製C4・F4形など)にすら鼻筋の通った2枚窓の湘南顔を見ることができたのであるから、その感染力は尋常でなかった。

(出典:Wikipedia)

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