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1.特徴・変遷
金は、
- 美しい黄色の光沢を放ち、見栄えがいいこと
- 希少性があり偽造が難しいこと
- 柔らかく加工しやすいこと
- 化学的に極めて安定しており、日常的な環境では錆びたり腐食しないこと
などの理由で、古来、世界各地で貨幣の材料として使用されてきた。例えば古代ローマのソリドゥス金貨などである。
ただし、純粋な金は、流通を前提とした硬貨として使用するには柔らかすぎるため、通常は、銀や銅などの他の金属との合金が用いられる。古代社会においては、エレクトラムと言われる、金、銀、白金などの自然合金が用いられた。近代社会では、日本やアメリカ合衆国を始め、一般的には90%の金と10%の銀または銅の合金が用いられた。イギリスでは、22カラット(金91.67%)の標準金と呼ばれる合金でソブリン金貨が、1817年から本位金貨として鋳造された。また、流通を目的としない近年の地金型金貨、収集型金貨には純金製の物も存在する。
一般的に近代貨幣制度は(54トロイグレーン)の量目を有していた。ドゥカート金貨はその後も現在に至るまで発行が続けられ(もちろん現在は収集用であるが)、近代になってからは、より純度の高い.986という品位で鋳造されている。
金貨の世界的な流通は、やがて「金製の貨幣」としての貨幣価値にとどまらず、金という物質そのものと経済を連動させる金本位制に発展した。この金本位制は1816年にイギリスで世界最初に確立された。
金本位制が崩れた現在、法定の平価に相当する額面価値分の金を含有した本位金貨は発行されていない。
現在発行されている金貨は、以下のいずれかに分類される<ref>『日本貨幣収集事典』 、原点社、2003年</ref>。
- 通貨型金貨−金融機関において額面で両替により発売される。額面は金地金の価格より高く設定され、補助貨幣的な性格を有する。日本では10万円および5万円の記念金貨がこの形式で発売されたが、世界的にはほとんど例を見ない。
- 地金型金貨−含有する金地金の市場価格に若干プレミアムをつけて発売され、市場価格に連動して時価取引される。額面は金地金の価格より低く設定される。南アフリカ、カナダ、中国およびアメリカなど主要な産金国を中心に発売されている。
- 収集型金貨−金地金の価格および額面を超える固定価格で発売される。額面は金地金の価格より低く設定される場合が多い。市場における取引価格は収集家、あるいは貨幣商の間の市場価格により決まる。オリンピック大会など国家的な行事を記念して発売されることが多い。
(出典:Wikipedia)
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