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NHK内部で「放送局」には2つの形態があり、ひとつは、本部内で放送総局傘下において番組制作業務に携わる部局(「衛星放送局」と「国際放送局」)であるが、ここでは、もうひとつのほう、全国各地に置かれ一般に広く認知されている“出先機関”としての放送局について述べる。
“出先機関”としての放送局は、放送番組の制作、管轄エリアにおける営業活動など、設置エリアにおけるNHKのあらゆる業務を行っている。以後本項において放送センターを1局として扱うと、全国に54局あり、「都道府県」ではなく「地方」扱いされる北海道は7局、“関門特別市”構想を抱える福岡県は歴史的経緯もあり2局、ほかは各府県に1局、それぞれ設けられている。この54局体制は1988年に実施された組織改革によって確立した。
各放送局は以下の3カテゴリに分けられ、それぞれの規模により組織形態も異なっている。
- 地域拠点局
- 一般放送局
- 各地にある普通の放送局である。
- 組織形態としては、「放送部」、「報道部」(近年は報道部を放送部に統合する局も多い)、「技術部」(電波送信業務)、「営業部」及び「(企画)総務部」の体制が一般的である。
- 「放送部」はまさに放送局を放送局たらしめている部署。各放送局は全て何らかの形で自局の番組を制作、放送しており、それを担っている。
- 小規模放送局
- NHKにおいては上記「一般放送局」と同じ扱いであるが、一部系統のエリア重複などにより、人員規模が一般局よりも少ない放送局を、ここでは別扱いとする。
- 例えば、一般局にはアナウンサーが大抵6人前後、これに各局が契約した男女キャスターを加えると、アナウンススタッフは10名前後となるため、放送部でアナウンスを統括する副部長をアナウンサーが務めるのが一般的であるが、小規模局では、局全体の人員が少ないため、放送部副部長は1人だけの場合が多く、一般のチーフアナウンサーがアナウンスを統括している。
- そうしたことから、小規模局における独自番組は、どうしても一般局より少なくなりがちである。
- 2009年6月時点で該当するのは、札幌局以外の北海道6局、水戸局以外の関東5局、津局、岐阜局、京都局以外の関西4局並びに北九州局、以上18局である。
今も続く各放送局のリストラのルーツは、第1次オイルショック後の1974年度に遡る。それ以前にはコールサインを有するAM放送の中継局が今よりも多く、殆どには現在の室蘭局のようにアナウンサーを1人配置していた。現在定年を迎えている世代の中にも、勤務を経験した人がいる。<ref>福岡局の嘱託アナウンサー・二宮正博は、初任地が米子放送局であった。</ref>しかし、オイルショックで予算が緊縮型となったことから、そうした局からはアナウンサーや制作スタッフが次々と引き揚げられていった。
1982年11月の放送局再免許では、コールサインの整理が行われ、滋賀県の彦根以外で「放送局」組織が無い中継局のコールサインが消えた。そして1988年夏の組織再編で、「放送部」が無く独自番組の制作も行われていない放送局については「支局」「報道室」「営業センター」などに格下げされた 。
- 支局へ降格:弘前、八戸、鶴岡、郡山、いわき、松本、浜松、豊橋、高山、姫路、米子、福山、下関、佐世保
- 一部支局では、更に営業関係の統廃合も行われた。
- 報道室へ降格:小樽、岩見沢