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1.歴史
1.1.中国の篆刻史
明・清
明代中期の文彭・何震の二人はもっとも傑出した篆刻家であり「文何」と称され尊敬を集めた。文彭は篆刻に生涯を傾け、漢印の研究を行ってその作風にとり入れ篆刻の発展に尽くした。それまで職人に頼って象牙などに刻させていたが偶然手に入れた凍石(石印材)に自ら刻した後は、二度と他の印材は用いなかったという。この逸話がほかの文人にも伝わり、石印による篆刻が一気に広まったとされる。文彭の弟子の何震は徽派(新安印派)の祖として知られ、その一派に多くの篆刻家を輩出した。蘇宣・梁袠・汪関・朱簡・程邃・巴慰祖などである。徽派は黄山地方(安徽省歙県)を拠点に清代中期まで盛行し各地に拡がった。漢印の正統な作風を基礎に新鮮味を加えた作風であった。
一方、18世紀になると杭州に丁敬を開祖として浙派(西冷印派)が興る。徽派と同じく漢印を基礎としていたが、旧習から脱却し素朴な力強さを特色とした。黄易・蒋仁・奚岡・陳豫鐘・陳鴻壽・趙之琛・銭松など優れた篆刻家が育ち、西冷八家と呼ばれた。
清末期に鄧石如が沈滞する篆刻に革新を行ない鄧派(新徽派・後徽派)の祖となった。繆篆を用いるという旧弊を打破し保守的な復古主義を刷新した。呉熙載、その後に徐三庚・趙之謙・黄子陵などの弟子が育ち、このうち趙之謙は鄧派と浙派を総合して新浙派(趙派)を打ち立て優れた功績をあげた。このほか、清末には呉昌碩・斉白石など次々と優れた篆刻家が現れている。
(出典:Wikipedia)
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