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5.刑罰の問題
5.1.厳罰化問題
厳罰化の長所と短所
厳罰化の長所として主張される点
- 罪をより深く自覚させる
- 再犯を防止する
- 威嚇により犯罪を抑止する
- 被害者がいる場合は被害者感情、遺族感情を鎮める
- 社会感情を鎮める
- 統治権力・警察・検察等の威厳を高める
- 社会的結束を強化する
- 社会的規範を再確認する
- 低コストで即効性がある(小さな政府・ネオリベラリズム)
などが挙げられる。
一方、短所として主張される点
- 悪質な交通死亡事故の厳罰化のように犯罪全体の厳罰化が進むと、殺人や傷害などの凶悪犯罪との量刑のバランスが取れなくなってくる。
- 教育や矯正のためのプログラムに予算や人が割り振られなくなる
- 犯罪者個人の極悪非道性ばかりが強調され犯罪のおこった社会背景の分析や反省が行われない
- 被害者や被害者遺族に対する応報感情の沈静のみが強調され、実質的な保障や情報公開の必要性が隠れてしまう
- 国際基準に照らして、釣り合いがとれなくなる(現在日本と犯罪者引き渡し条約に締結しているのは米、韓二国のみ。参考:仏96、英115、米69、韓25)
- 社会の不寛容が固定化する
- 犯罪者の自首に対するインセンティブが薄れる(捕まりたくない)
- 警察や検察の威圧力が必要以上に増す
- 冤罪のダメージが増す
- 国連の調査によれば厳罰化による犯罪抑止効果が統計上認められたのは軽犯罪と性犯罪(強姦殺人を除く)のみであるが、日本では軽犯罪は刑務所を溢れさせるため罰金刑導入などによる軽罰化が行われた。
などが挙げられる。
(出典:Wikipedia)
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