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帝都高速度交通営団は第二次世界大戦(日中戦争)中に国家による統制管理のために設置された経営財団、いわゆる「営団」の一つである。略称は交通営団(こうつうえいだん)または営団(えいだん)。同法人が運営する地下鉄路線を営団地下鉄と通称していたため、「営団地下鉄」という企業名称であると思われることもあり、後に帝都高速度交通営団が発行するプリペイドカード等には「営団地下鉄」の通称が表記されていた。
戦後、連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ) の指令により同法人以外の営団が解散もしくは公団へ移行したため、同法人の解散まで単に「営団」と言えば「帝都高速度交通営団」を指すことが殆どであり、営団線と言えば、その地下鉄路線全体を指していた(公式には使用されないものの、現在でも使われることがある)。駅のロゴ表記は「地下鉄 SUBWAY」であった。このため、東京で単に「地下鉄」という場合は営団地下鉄の路線を指す場合が多く、「営団○○線」や「地下鉄○○線」といった呼称が多用された(後者は現在も使用されている)。これに対し、東京都交通局が運営する都営地下鉄は、現在に至っても「都営線」「都営○○線」という呼称が使用されることが多い。なお、英語表記はTeito Rapid Transit Authorityで、TRTAという略称もあった。
なお、法人名の中にある「帝都」とはかつての大日本帝国の首都、すなわち東京のこと、「高速度」とは新幹線のような高速鉄道の意味ではなく、かつて市内交通の主役であった路面電車に対して高速という意味である。
1941年3月に公布された帝都高速度交通営団法に基づき、東京府東京市(1943年、東京都制施行に伴い東京都になる)及びその付近の“地下都市高速度交通事業”を目的として1941年7月4日設立。同年9月1日、日中戦争中の運輸統制のため、陸上交通事業調整法(1938年8月施行)により現在の銀座線を運営していた東京地下鉄道及び東京高速鉄道を統合、路線を譲り受けた。
鉄道事業者としていわゆる「営団地下鉄」を運営していたが、2004年4月1日で東京地下鉄株式会社法により解散及び廃止。一切の権利及び義務を東京地下鉄株式会社(愛称:東京メトロ)が継承した。
特殊法人ではあったが、当時から日本民営鉄道協会(民鉄協)に加盟していた。そのため、いわゆる大手私鉄の一員であったが、運輸省(後に国土交通省)の統計などでは別に扱われていた。また労働組合も日本私鉄労働組合総連合会(私鉄総連)に加盟していた。