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3.天皇との関係
3.1.天皇による任命
<ref name="hahanaru148-149">この章は、シロニー(2003)、148-149頁。</ref>
天皇は非力な存在で支配者ではないにもかかわらず、征夷大将軍を含めたいかなる支配者よりも上位にあった。征夷大将軍にとって、天皇は権力の正統性を付与する者として重要であった<ref name="shogunsenge">吉田昌彦「将軍宣下」『歴史学事典 12王と国家』 弘文堂、2005年 ISBN 978-4-335-21043-3</ref>。権力を握った人物は望んだ官職や称号を手に入れたものだったが、天皇の任命なしに手に入るわけではなかった。天皇は朝廷の官人の上奏にもとづいて、手続きを延期できた。天皇にその地位を任じられ、またその地位にふさわしい位階を授与されないかぎり、征夷大将軍として扱われることはなかったのである<ref name="shogunsenge" />。
源頼朝は、1192年(建久3年)、12歳の後鳥羽天皇によって征夷大将軍に任命されるまで7年も待たされ、受領した位階も正二位でしかなかった。130年もの間日本を支配した北条氏の執権たちも、従四位に甘んじなくてはならなかった<ref>Wakabayashi, 'In Name Only', p.37.</ref>。大御所・徳川家康も、後陽成天皇によって征夷大将軍に任命されるまで3年待たなくてはならず、その地位も従一位であった。
(出典:Wikipedia)
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