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1.思想
1.1.哲学史上の意義
構造主義の台頭以前から著述活動を行っていたドゥルーズの思想を「ポスト構造主義」と分類することには、あまり意味があるとは言えない。ドゥルーズ自身はインタビューの中で、「ポスト構造主義」という呼称は自分には関係のないものだと述べている。構造主義の成果を引き継ぎつつも、ドゥルーズはきわめて独自の観点から自身の哲学を展開した。以下にドゥルーズの仕事を粗描する。
- 前期:ヒューム、ベルクソン、スピノザ、カント、(ニーチェ)等を自身の問題にひきつけて整理
- 経験論、差異、一義性、超越論的なもの、内在性といった、ドゥルーズの主要タームに関する省察が行われる
- 中期1:『差異と反復』『意味の論理学』の時期
- 個々の哲学者の整理を離れ、独自の哲学を展開する
- 西洋形而上学を貫く「同じもの」をめぐる悪しき「思考のイメージ」が批判される(デカルトのコギト、カントの超越論的なもの等)
- 自身の方法論となる超越論的経験論の整理
- 深層と表層をめぐるトポロジー
- ドクサに対するパラ‐ドクサ(パラドクス)の論理学の対置
- 三つの位相で展開される時間論
- 中期2:『アンチ‐オイディプス』『千のプラトー』の時期
- 多くの概念群が創造される。ガタリとの共同作業。「外」へと向けて「哲学」が開かれる。
- 中期3:『シネマ』二巻、『感覚の論理』の時期
- 映画論、絵画論
- 後期:自身の哲学の体系的叙述(特異なテーマ群)
- 「襞」の概念をめぐっての、ライプニッツ、フーコー論
- あくまで「内在性」を考察する
- 『哲学とは何か』における総括的記述
- 「内在」と「潜在性」の再記述
(出典:Wikipedia)
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