ランキングモンスター
8.弾道ミサイル
朝鮮人民軍はスカッド・ミサイルおよび、それを独自に改造したノドン、さらに多段式ミサイルのテポドンを配備している。ノドンは日本の大半、テポドンは日本の全域を射程に含めるため、極東アジアにおける軍事的緊張の一因となっている。 これらは液体燃料ミサイルであるが、液体酸素や液体水素では無く常温保存が可能なものなので即応性が低いとは言えない。実際ソ連のSLBM/ICBMも常温保存液体燃料であったし、燃料注入状態で1ヶ月以上保存可能であった。また湾岸戦争においてイラクが発射したスカッドが米軍のスカッド狩りをすり抜けて多数、イスラエルとサウジアラビアに着弾した史実もある。
- 2009年まで技術的に核弾頭が搭載不可能かどうかは不明であったが、2009年3月31日にノドンに搭載可能なまでに核爆弾の小型化に成功したとの情報を米韓情報当局が得ていることが明らかになった。
- 最大は東京打撃可能な核弾頭20個前後保有との予測。最低は核弾頭は存在せず4t級核爆弾1-2個との予測
- いずれにしても北が4kt核実験に部分的成功を収めた以上、現在は北が小型核弾頭を保有する可能性は灰色、10-15年以内にはほぼ100%核弾頭を保有すると見るのが自然で、今後10年経っても何の進歩もないと見立てるのは不合理
- 2009年3月10日、米国防情報局が上院軍事委員会に提出した書面によると、弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭の小型化技術獲得に成功した可能性があるとの見方を示した。<ref>http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090311/kor0903110838001-n1.htm</ref>(http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090311/kor0903110838001-n1.htm</ref>);
- 2009年3月31日、核爆弾の小型化に成功し、ノドンに搭載できるまでになり、弾頭を現在北朝鮮北部の地下施設で保存しているとの情報を米韓情報当局が得ていることが明らかになった。<ref>http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090331/kor0903311035003-n1.htm</ref>(http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090331/kor0903311035003-n1.htm</ref>);
- 通常弾頭で目標を破壊するに足る命中精度があるかどうかは疑問
- ノドンのCEPは180m-3kmまで諸説ある。 FASによれば180m
- 北朝鮮は化学兵器禁止条約に加盟しておらず、化学弾頭、たとえばサリンを東京に数十発撃ち込む能力や、マスタードガスを岩国や小松に打ち込んで、航空基地を一時的に使用不能にする能力はあると見られる。
- 燃料は腐食性が極めて高く、取り扱いの困難なヒドラジンで、注入状態での運搬・待機が難しい。
- MIRV搭載技術がないため、単弾頭で比較的容易に迎撃可能なのは事実だが、ノドン保有数150-200基のうち日本のミサイル防空能力で撃ち落せるのは1/3-1/2とみられ50-100発は核/化学弾の着弾がさけられない。
- 北朝鮮は現在の5MW炉の無力化には同意したが、建設中の50MW炉と200MW炉の解体も無力化も拒否。これが完成すると年間核兵器55発分のプルトニウムの量産が可能になり、数年で日本を狙うノドン200基全弾が核装備になりかねない。
- 朝鮮人民軍ミサイル戦力を最小に評価した最も楽観的見解
- 米ソですら核実験のあと、ミサイルに積めるまでの小型化には数年を要しているので、朝鮮人民軍がミサイル装填可能な核弾頭を保有しているとは思わない
- 次に、朝鮮人民軍の保有する生物化学(BC)兵器をミサイルに搭載すること自体は可能だが、大気圏再突入時の高温に耐え、なおかつ目標に対して効果的に散布する技術を未だに開発しきれていないため、実際にはBC弾頭を使用できないと思われる。
- もしCEP2kmで通常弾頭ならば基地などを狙っても、命中率が低すぎて相手の反撃能力をほとんど減殺できない。
- 通常弾頭弾道弾による都市空襲は、純軍事的に見れば到底引合わない程度のコストパフォーマンスしか得られない。
- 以上のことから、現段階では軍事的にはあまり有効な戦力とは言えず、通常戦力の陳腐化を補う程度の「政治的」な兵器でしかない。
- 朝鮮人民軍ミサイル戦力を最大に評価した最も悲観的見解
- 米国のトーマス・コクラン博士等によれば、現代では途上国でもプルトニウム1.5-2kgで核兵器製造可能であり、その場合4-7ktの核兵器になる。北朝鮮が政治的示威行為のために長崎なみに6.2kgのプルトニウムを使って22ktの核実験をしたのなら0.8ktの実験結果は惨めな失敗だが、中国への事前通告は設計威力4ktだったという。つまり、米国の手前何度も核実験できないのと、Hwasongx500基やノドンx200基など運搬手段は多量にあるのでプルトニウムを小分けしたほうが破壊面積を広げられるという事情から、一足飛びに小型核の核実験に挑んで「部分的に成功」した可能性が高いという指摘が核物理学者等から出されている。
- 江畑謙介も北が1994年時点で作動確証のない大型核爆弾1-2個を持っていて、パキスタン核実験の折、パキスタンに委託してすでに大型核兵器の実験を済ませた可能性を指摘しており、2006年の核実験をもって「北は核弾頭をもっているかどうか不明確だが、もう持っていると看做すべき」と指摘しているほか、米国の研究機関ISISは北はノドンに装填可能な核弾頭を3発保有している可能性があると報告している。1994年にCIAが「北朝鮮は核兵器を1-2発持っているとCIAは51%信じている。しかしそれはミサイルで運搬可能な小型のものではない」と報告したからと言って14年もたった後の2008年に至っても同じ技術水準と考えるのは不自然である。現時点で北朝鮮は東京・大阪・名古屋に0.8kt以上の粗悪核弾頭3つを投射する能力はあると看做すべきだろう。
- ブッシュ政権は支持率浮揚のため北との手打ちを急ぎ、大幅に妥協してしまった。北朝鮮は5MW原子炉の無力化には応じたが、建設中の50MW/200MWの解体は拒否したのでこのまま行けば、米民主党のバラク・オバマ大統領の当選に伴い、北は二つの大型黒鉛炉の建設を再開し、日本を狙うノドン200基が2015-18年頃には全部核付きになりかねない情勢。3発の核を被弾しても日本は戦闘不能にはならないが、核200発被弾したら日本も戦闘不能に陥り、北朝鮮相手に不覚の敗北を喫してしまう。
- 現在、米国が「南侵を止めないと平壌を核攻撃する」と恫喝した場合、北朝鮮の取りうる選択肢は「平壌を核攻撃したら報復に東京をノドンで核攻撃する」と恫喝しかえすことである。北は現在米国に届く移動式ICBMを持っておらず、日本は格好の代替目標である。朝鮮半島で民族統一戦争が起これば日本も巻き込まれて核弾道弾が降って来る可能性は非常に高い。
- 米国が大型黒鉛炉を空爆破壊し、核量産が阻止されても、化学弾の脅威は依然として残る。なぜなら射程700kmのHwasongはスカッド改であり、射程1300kmのノドンも戦域ミサイルにすぎず、射程12000kmのICBMの大気圏再突入とは比較にならないほど低速小規模であり、かつ戦域ミサイルでの化学弾投入はソ連が技術的に確立しているので、北朝鮮が化学剤の短距離弾道弾投射ができないと言うのは相当に楽観に過ぎる見解であろう。CEPも150mなら空軍基地をマスタードガスや通常弾頭で使用不能にするのは、複数発叩き込めば困難とは思えない。
- 従って、北朝鮮の50MW炉と200MW炉が解体/破壊され、Hwasongx500基とノドン200基が解体/破壊されるまで日本が安心できる日はこない。
(出典:Wikipedia)
ランキングモンスタートップ>朝鮮人民軍>弾道ミサイル