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朝鮮人民軍空軍は、戦闘機と爆撃機を保有する4個飛行師団と、輸送機とヘリコプターを保有する2個戦術輸送旅団から成る。師団隷下の編制は、連隊編制を取っている。また、特殊部隊として、2個空軍狙撃旅団を保有する。
「韓国国防白書2008年版」によれば、保有航空機数は、戦闘任務機840機、監視統制機30機、輸送機330機、ヘリ310機、訓練機180機である。この内、実働戦力として勘定されるのは、米韓軍に対抗可能なSu-25(20機)、MiG-23(48~50機)、MiG-29(30機)、Mi-24(20機)などの新型機のみであると考えられる。
韓国からの報道によると、多数保有する旧式機を人間が操縦するのではない無人機に改造して使用しているという情報もあり、この場合、多数の無人機を飛行させることにより侵攻してくる敵軍のミサイルを「吸収」させ、航空隊本隊を防御するという戦術が考えられているといわれる。表面上、人民軍空軍の構成装備は大半が旧型であり、そのため朝鮮人民軍空軍は旧式で貧弱であると一般に評されているが、そうした旧型機は攻撃用兵器というよりはミサイル防衛の一環として保有されているのであり、外国軍が侵攻した際に実際に主力戦力となって戦うのはより新しい機材であると推測される。戦争が始まったときには、MiG-15など朝鮮人民軍空軍でも旧型の戦闘機を使って、自爆攻撃を行う手はずになっており、すでに数百人程度の志願者の訓練が行われているとの報道もあるが、経済的にも困窮する北朝鮮が新規に部品を調達することすら難しい60年前の航空機を飛行可能な状態で大量に維持し続けることは実際にはほとんど不可能であり、実際のところ北朝鮮が数百人の自爆志願者に行き渡るMiG-15の作戦機を保有することはあり得ないばかりか、正規軍の錬度を維持するだけの燃料も枯渇している中で大量の特攻要員を訓練することも無理である。
現在でも半世紀以上前の戦闘機を保有しており、2000年度の米調査報告では零式艦上戦闘機や一式戦闘機などの日本軍機、P-51やF4Uなどの米軍機も未だ現役で就役とされているが、実際に運用している形跡に乏しく、大半が資料的な保有もしくは帳簿上だけの存在なのではないかといわれている。