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3.沿線概況
3.2.JR東海区間
静岡 - 豊橋

静岡を出るとすぐに安倍川を渡る。この区間からの低い山の緩斜面は、神奈川県西部地域の湯河原 - 静岡県の磐田駅付近にかけての低い山の緩斜面と同様に大概畑や蜜柑畑になっている。安倍川駅用宗駅を過ぎると石部トンネルを抜けて焼津駅に着く。

この区間の海岸線は、切り立った崖が続く景勝地として有名な「大崩海岸」である。この大崩海岸地帯は日本の地層を二分するフォッサマグナの基点である。旧東海道本線はトンネルの間でこの海岸沿いに出ていたが、波浪による海岸部の侵食が激しかったため、弾丸列車計画により完成したものの計画頓挫で宙に浮いていた日本坂トンネルを流用する形で路線を移設、その後の台風で護岸が旧トンネルの坑口もろとも崩壊し、海岸にその残骸が残っている。その日本坂トンネルも、新幹線建設のために明け渡さなければならなくなったため、一旦は放棄された石部・磯浜の2つの旧トンネルを再度活用し、崩壊した坑口を避けて内部でこれらのトンネルを繋いで使用している。旧東海道や国道1号線はこの海岸線を避けて山間に廻り宇津ノ谷峠を越す。

西焼津駅から島田駅の間は開けた平地を走り、SLの運行で知られる大井川鐵道の起点・金谷駅の手前で「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」といわれた大井川を渡る。金谷から菊川にかけては茶所「牧之原台地」の山裾を縫って走り、袋井駅を過ぎた辺りから平地に出て磐田駅に着く。磐田市にはヤマハ発動機の本社やサッカー・Jリーグチーム・ジュビロ磐田の本拠地がある。天竜川を渡ると「自動車産業の町・楽器の町」・浜松市に入る。浜松駅近くの新浜松駅から遠州鉄道鉄道線を利用すると天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線との接続駅の西鹿島駅まで行くことができる。

浜松を出るとスズキの本社が付近にある高塚駅を過ぎ、浜名湖を渡る舞阪駅 - 新居町駅間では左右に湖水を見ながら走り、特に同区間の中間の弁天島駅は浜名湖に浮かんだ島の上にある。この辺りは、東海道新幹線開業前に東京と大阪を同時刻に発車した当時の在来線特急「こだま」号がすれ違った場所といわれる。この弁天島駅の待合室での一コマ、かつてこの地域への集団就職の人達が山から下りて来て、初めて海を見るのがこの駅であった。浜名湖を過ぎると鷲津駅新所原駅。程なく愛知県に入り、東三河地区の中核都市である豊橋市の中心駅・豊橋駅に到着する。

(出典:Wikipedia)

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