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13世紀のサクロボスコによれば、最初期のユリウス暦での月の長さは規則的に1ヶ月おきに大の月と小の月が来るようになっていた。サクロボスコによれば最末期、紀元前46年まで使われていたローマ暦の各月の日数は1月から順に次の通り。
- 30, 29, 30, 29, 30, 29, 30, 29, 30, 29, 30, 29。合計354日。
この暦の日数はユリウス暦の1年の日数に比べ、11日少ない。サクロボスコは改暦の際2月を除く各月の日数が1日ずつ増やされ、閏日は2月末に付け足されると考えた。サクロボスコによれば最初期、カエサルが制定した各月の日数は次の通り(かっこ内は閏年での日数)。
- 31, 29(30), 31, 30, 31, 30, 31, 30, 31, 30, 31, 30
そして、皇帝アウグストゥスが8月を自分の名に変更するのと同時に8月の日数を増やし、各月の日数を次のように変更したと考えた(かっこ内は閏年での日数)。
- 31, 28(29), 31, 30, 31, 30, 31, 31, 30, 31, 30, 31
8月の日数を増やしたのは、自分の名をつけた8月がユリウス・カエサルの名にちなんだ7月よりも日数が少なくなることを嫌ったからだとされる。この結果、大の月と小の月が交互にやってくるというローマ暦の原則が破壊されたと、サクロボスコは考えた。
しかし、サクロボスコのこの考えは明らかに間違っている。いくつかの証拠から、ローマ暦末期の各月が大の月、小の月の順に交互にやってきていなかったことがわかっている(詳細な証拠についてはの項目を参照。
ローマ暦末期のそれぞれの月の日数は、当時の壁に描かれた暦から、おそらく次の通りである。
- 29, 28, 31, 29, 31, 29, 31, 29, 29, 31, 29, 29
サクロボスコの理論は3世紀と5世紀の学者CensorinusとMacrobiusとも食い違い、またユリウス暦初期のVarroによって記録された紀元前37年の暦とも食い違う。また、前述した1999年にエジプトで発見された紀元前24年の暦では既に8月の日付が31日まであり、これとも食い違う。ウィキペディア英語版によれば、紀元前12年より前、祭事の日付による逆算で既に2月の日数が28日であった証拠があるという。