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4.事相と教相
真言密教を学んでいくうえで、「事相」(じそう)と「教相」(きょうそう)が重要視される。事相は、教相の対語で、真言密教を実践する方法。修法の作法(灌頂・護摩・観法・印契・真言などの行法)を指し、教相は、真言密教の理論である。真言宗の主要経典「大日経」は教相の経典、金剛頂経は事相の経典である。
教相を学んでいくことで、真言密教の理論を理解し、理論を実践する方法を行うために事相を学ぶ。教相の裏付けのない、事相は無意味な動作になってしまうという。
事相・教相の両方を学ばなければ、真言密教が理想とする境地への到達は出来ないとされている。事相・教相の両方を習得する重要性を説くたとえとして、事相・教相を車の両輪に置き換えて説く場合がある。また、慈雲は「事相を離れて教相なく、教相を離れて事相なし、事教一致して、密義をつくすべき」と述べた。
9世紀半ば(平安時代中期)から、事相の研究が盛んとなった。益信(やくしん)に始まる広沢流(ひろさわりゅう)、聖宝(しょうほう)を祖とする小野流(おのりゅう)が起こった。両派は、それぞれ六流に分かれて、野沢(やたく)十二流(根本十二流)になり、やがて三十六流になった。その後、法流は、あわせて100余りを数えた。真言密教の事相の流派は、すべて、広沢流・小野流の二流から分かれた。
(出典:Wikipedia)
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