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4.車両
4.2.寝台バス
1960年8月、日本のバスでは唯一となる寝台車が交通局に登場する。
札幌と函館、網走、稚内の各都市間の距離は約300 - 330km、釧路にいたっては410kmであり、高速道路のなかった時代、移動には長い時間を要していた。高度経済成長による観光ブームの到来で、近い将来、長距離移動に適したバスが必要になると読んだ同局は、寝台バスの試験導入に至った。
車体構造は、当時、同局が導入していたデラックス観光バスと同様、モノコック構造のセミステンレスカーで、リアエンジン方式であった。北海道にちなんだ愛称を与えられていた他のセミステンレスカーにそろえ、「ゆーから」と名づけられた。
寝台は中央通路を挟み長手方向に装備され、前後のの利用を想定していた。
一般の車両に比べ重心高がやや高く、横転事故を起こしたことから、法規上も本格的な寝台を持つバスは認められなくなり、計画自体が中止に追い込まれた。ふそう製シャーシは空気ばね・重ね板ばね共に、他社に比べロールスピードが速い傾向にあったことも事実であるが、この時代のエアサスペンションは車高調整機能は持つものの、現在のような高度な姿勢制御は不可能であり、柔らかさ重視の設定のため、リーフ式サスペンション以下の耐ロール剛性であったことも一因である。
スタビライザーを含めたシャーシ性能を今ひとつ煮詰めていれば、新たなジャンルとなり得た可能性もあっただけに、法改正にまで至った事実を惜しむ声もあった。
当時、同局ではトヨタを除く大手4社(民生デイゼル、いすゞ、日野、ふそう)の車両を導入していたが、この寝台バスはふそう製のみであり、一方、一般的なロマンスシートのセミステンレスカーにはふそう製のみがなかった。
現在の例では、広大な国土を持つ中国で、多くの寝台バスが運行されている。
(出典:Wikipedia)
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