ランキングモンスター
4.車両
4.1.セミステンレスカー
1960年前後の札幌市交通局は、後にゴムタイヤ地下鉄の生みの親となる名物局長、大刀豊(だいとうゆたか)の大刀イズムが目立つ。1958年頃から導入が始まったセミステンレスボディーの観光バスや寝台バスは、とにかく異彩を放つ存在であった。後に「札幌スタイル」と呼ばれることとなる、同時期のスマートな市電と、世界初となる路面気動車(D1000形を嚆矢とするグループ)やゴムタイヤの地下鉄にいたるまで、同局の独自性を存分にアピールしていた時期でもあった。
セミステンレスバスは、クレイハウンドなど、アメリカの長距離バスではおなじみのものであったが、日本では、その硬く伸びにくい特性ゆえ、加工性が悪いことや、耐用年数の面でも過剰品質であることなど、否定的な見方が大勢を占めていた。しかし、錆や塗装の補修がいらないというメリット以上に、見るものに与えるインパクトは非常に大きく、「新しさ」の表現には打って付けであった。これらはエアサスペンション、カーラジオ、メトロ窓、屋根肩のサンルーフなど、最新の装備を備えていた一方、車体外板に入ったプレスによるリブ(コルゲートとは外観が異なる)が目立つ以外は、普通鋼の車体と変わらず、構造もモノコック式であり、際立つ外観とは異なり、非常に保守的である。
民生車は「しらかば」と「だけかんば」、いすゞ車は「はるにれ」と「すずかけ」、日野車は「はまなす」と「?」など、北海道らしい愛称がそれぞれ付けられていた。
(出典:Wikipedia)
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