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4.主な登場人物
4.1.ゼロゼロナンバーサイボーグ
001以外のゼロゼロナンバーサイボーグは、共通して頭髪や皮膚、筋肉や骨、心肺・消化器官などが全て人工のものに置き換えられており、真空や水中での行動にも耐えられる。頭脳だけは生身のままで、補助用の人工脳が備わっている。人工皮膚と筋肉は非常に強靭な素材で、通常の小銃弾程度は跳ね返せるものの、原作で003と006が包丁で負傷している場面がある。テレパシー能力を持つ001を除き、メンバー間のみで通じるトランシーバー機能(脳波通信回路)が装備されている。なお、これはブラックゴースト側のサイボーグ(ベトナム編のサイボーグマンなど)も同様。動力は小型原子炉(001を除く)。改造された時点で老化は止まっており、20年以上経っても外見年齢は改造時点のままである。有事には全員が赤い特殊戦闘服と黄色いマフラーを身につけて行動(素顔は晒したままで、仮面の類は着用しない)。標準装備の武器としてスーパーガンを携帯する。
- 001:本名、イワン・ウイスキー
- 0歳。誕生日不明。ロシア出身。科学者であった父・ガモ=ウイスキーの実験台にさせられ、施された脳改造によって成人の10倍の脳の働きをもつようになった結果、エスパー能力を身につけた赤ん坊。脳の容量を増やしたというわけではなく、人間の日常生活において通常使用されることのない、ナイトヘッドと俗に呼ばれる脳の領域を刺激し覚醒させた結果である。
- テレキネシス、テレパシー、テレポート、サイコメトリー、予知夢、自然治癒力など様々な超能力を持つ。ただし改造されたのは脳だけであり、心肺機能の向上は図られていないため、海中ではメンバー中で唯一酸素ボンベを着用する必要がある。また、その能力は必ずしも万能ではなく、初期は意志を持つ者に対してテレキネシスを使えないという制約もあった(仲間が危機に陥っても、気絶するのを待たなければ助けられないこともあった)。脳の全領域を酷使しているため、その疲労は常人以上らしく、15日間眠っては15日間起き続ける(=1か月が1日に相当)という特異な生活リズムを持ち、ほとんど成長していない。また念力バトルやドルフィン号丸ごとのテレポートなど、能力を酷使した後には眠ってしまう。昭和版のアニメでは、窮地に立たされたメンバーたちが送った切望の念に、触発される形で目を覚ましたこともある。また、良からぬ予知夢(ほぼ的中するという)を見た際は、激しい夜泣きとともに、ポルターガイストを引き起こす。他にも、彼らが解決しようと試みている事件に関し、重大なニュースが放映されていると、即座にみんなに知らせ警告を促す場面が見られる。普段からギルモア博士の所にいるため、メンバー招集は彼が担当することが多い。能力を発揮している最中は、普段は頭髪で隠れている目が光る。メンバーとの意思疎通は基本的に、脳内へのテレパシーで行っているが、彼自身の地声は0歳の赤ん坊の発するそれである。
- 理知的で人類愛に溢れる性格だが、常に冷静沈着で正確な判断を下し、時に世界のために非情とも言える冷徹さを見せる。「電子頭脳」と形容され、参謀役を担う彼だが、単にIQが高いのみならず、幅広い知識を常々吸収している他、漫画では狸寝入りを決め込んだりするなど人間臭い一面も見せている。また自らを改造した父(行方不明)に対しては複雑な感情を抱いている。
- 2001年版のアニメ(以下「平成アニメ版」)では、脳死状態で生まれた息子を蘇らせる為の研究がエスカレートした結果、と設定が変更された。
- 完結編〜Conclusion God's War〜序章~のラスト「宇宙の産声」では、自身の意識を自在に幽体離脱させる能力を得、また、従来不可能であった、意識のある者をテレポートさせることも可能になった。
- 002:本名、ジェット・リンク
- 18歳(旧設定22歳)。2月2日生まれ。アメリカ出身(シチリアン)。元々はニューヨークの下町ブロンクスに住むストリートギャングのリーダーだったが、敵対するグループのリーダーをナイフで刺し、逮捕を恐れて逃げていたところをブラックゴースト団に拉致され改造手術を施される。イタリア系アメリカ人ギャングの設定ゆえに原作序盤において『ウエスト・サイド物語』を連想させる踊りを披露していた。
- 両脚にジェットブースターを内蔵、マッハ5での飛行能力を持つ。それゆえ他の仲間(特に全身が兵器である004が多い)を抱えて飛行・戦闘する場面が多く見られる。9人中、009以外で唯一加速装置を持つが、ゼロゼロナンバーサイボーグとして最初期に改造されたため、完成形とは言いにくく性能的には009に及ばない<ref>平成アニメ版では009の7割程度と設定されている。</ref>。空を飛ぶという非常に派手な能力を持ちながらも、009などと比べて旧式であることをギルモアに指摘されることもしばしば<ref>原作では地下帝国ヨミ編のラストでの大気圏突入でそれまでのボディが大破してしまったため、怪物島編以降は大幅に改良を施された新型ボディを使用している。</ref>。また、高速で飛行することが求められる彼の体は軽量化が図られているという構造上の理由で、強度の面を多少犠牲にしている。それに加え、先述の通り最初期に製造された旧式サイボーグであること、能力上空中偵察が主な任務であること、また彼自身が本来喧嘩早く好戦的な気性のため、メンバーの中で最も負傷率が高くそのつど修理されることが多い。その一方で、スラム時代にストリートファイトに明け暮れていたため、彼なりの喧嘩拳法を身に着けており、肉弾戦に転じても精兵相手に、引けを取らない善戦を演じることも多い。私服の際にも緊急時を想定しているためか靴のソール下面に穴が開いている。ギターやハーモニカなどの楽器を少々嗜む場面も見受けられる。アニメ第2作ではナタリーという恋人がいた。
- 赤系統の髪の毛で長髪。目の色はグレイで、鳥の嘴のような高く大きな鼻が特徴。
- 通常は北米で四輪レーサーやアメリカンフットボール選手をやっている。またボランティアで不良少年の更生に携わっていたこともある。「イシュタルの竜編」では探偵を名乗っていた。劇場版ではなぜか闘牛士をする姿が登場、平成アニメ版では特定の職業についている描写は無かった。サイボーグ戦士の一員となってからは不良時代の攻撃性は陰を潜め、仲間を大事にする明るい伊達男・頼れる兄貴分的存在になっていった。女性ゲストと恋に落ちることも多い。実は博打好きで、TV版第2期の第36話では周囲の騒動をよそにポーカーに熱中していた。
- 「地下帝国ヨミ編」でのセリフから無神論者であることが窺われ、平成アニメ版では序盤で自ら「神を信じていない」と明言している。「天使編」ではソドムとゴモラやノアの洪水を例に挙げて「神は必要とあらば限りなく残酷になる」と、無神論者の理由らしきことを語っている。反面、超常・怪奇現象の発生に対しては「保守的な科学者みたいな」懐疑的な態度はとらず、率先して謎の解明に取り組む姿勢も見られた。
- 平成アニメ版では、相手を刺す前にパトカーのサイレンを聞いて逃げたところを拉致された設定になっている<ref>平成アニメ版の公式サイトに記載されている改造経緯は企画時のもので、実際の作品とはまったく異なる。</ref>。また、仲間を大事にする面は変わっていないものの原作や旧アニメ版よりも感情的で短気な性格に変更されている<ref>スタッフによれば、平成アニメ版での彼は003=フランソワーズに淡い想いを寄せている設定。</ref>。
- 「GOD'S WAR編」の終盤、目にも留まらぬ速度で飛行することが可能となったことで、よりアクロバティックな空中戦を披露している。
- 003:本名、フランソワーズ・アルヌール
- 19歳(旧設定16歳)。1月24日生まれ。フランス出身。サイボーグ戦士の紅一点。
- 元々はプリマバレリーナを目指す普通の少女だったが、偶然ブラックゴースト団に目をつけられて誘拐された後、改造手術を施される(他の00ナンバー達は、サイボーグにされる前に様々な事情を抱えていたが、彼女だけは「年頃の少女が不意にいなくなることは良くあること」という理由でさらわれている)。飛行機乗り(原作の初登場時には空軍パイロット)の兄・ジャンがいる(原作では登場しているが、平成アニメではタイムラグ設定の為に回想のみ)。作品時期により「フランソワーズ」「アルヌール」「フランソワ」と呼び名は様々。
- レーダー・センサー能力を保有し、4キロ四方の索敵ができる聴覚・50kmを有効範囲に収める遠視力(透視能力も付随。平成アニメ版では翻訳能力も他のメンバーより高い設定となっている)を強化されている。これらの能力を駆使し、索敵や戦闘中のメンバーへのナビゲーション(脳波通信を通す)を行い、戦闘をサポートする。001を除いてはメンバー中もっとも改造箇所が少なく、生殖能力も有しているため原作とアニメ第1作のみ彼女と009の「子孫」が登場する。パワーも他のメンバーよりは劣っているが、それでも生身の人間と比べると怪力と呼べるレベルであり、大柄な人間程度の重さの物体なら片手で楽々と振り回すことができる。また、護身術も身につけておりネオブラックゴーストの工作員と渡り合う場面もあった。
- 通常はバレリーナとして舞台に立ったり、ギルモア博士の下でイワンの世話をしている。原作や平成版アニメでは、ウェイトレスとして006の店「張々湖飯店」の手伝いもこなしている。心優しく争いを嫌う性格ゆえに、平和を乱す者と戦わねばならないことに苦しむ。また、超視聴覚能力により彼女にとって見聞きしたくないような出来事までも感知せざるを得ないこと、事件を通じて数々の悲劇を目の当たりにしながらも一部の敵も含めて全ての人々を救うことのできない現状に強い悲しみや憤りを感じており、それが彼女の心に影を落とす要因ともなっている。原作では009・島村ジョーと心を通わせ<ref>最初に公開されたプロフィールでは兄に似た雰囲気を持つジョーに惹かれたと書かれている。</ref>、自然と相思相愛の仲となるが、平成版アニメでは今ひとつ関係の進展は見られなかった。子供好きで、事件を通じて知り合った少年少女の面倒を見ることも多い。
- 平成アニメ版ではブラックゴースト団に「バレエ団に入れる」と騙されて連れて行かれた設定に変更されている。昭和版の2度のアニメシリーズでは可憐で母性を感じさせるタイプのヒロインに描かれていたが、平成アニメ版では、心優しさはそのままに、より行動的で男とも対等に渡り合っていく強い心の持ち主としての描写がなされていた。ジョーとの関係も、漫画や昭和アニメ版のような親密さよりは、互いを意識していくまでの心理描写や、その曲折が強調されている。また原作の時代背景とタイムラグがあるため、001・002・004とともに数十年前の東西冷戦時代にブラックゴースト団に改造され、冷凍睡眠で眠っていた「第1世代サイボーグ」という設定になっており、若いままのその姿と兄ジャンを思わせる老人が対比的に描かれている。また、バレエに目覚めたのは1948年に公開された映画『赤い靴』を見たことがきっかけである。また、学生時代、電子工学を習得していたという設定と、機械のプログラムやシステムの構造を、手で触れるだけで解析するプローブ・システムを搭載しているという設定が付与され、ドルフィン号の扱いなどメカニックにも強い人物となった。
- 「GOD'S WAR編」では、極めて断片的かつ不定期だが、近い将来のビジョンを予見できる能力を与えられた。またしばしば彼女の透視能力を阻む妨害電波などの工作にあっていたが、終章では能力が向上し、それらの問題を克服したようだ。
- 名前の由来はフランスの女優・フランソワーズ・アルヌールから。
- 004:本名、アルベルト・ハインリヒ
- 30歳(旧設定28歳)。9月19日生まれ。ドイツ出身。原作版では何故か彼のみ「ハインリヒ」と姓で呼ばれる。
- かつて冷戦時代に旧東ドイツから恋人(ヒルダ)を連れ出す為にベルリンの壁を越えようとするが失敗、銃撃により恋人ヒルダを失う(逃亡が発覚した細かな理由は原作やアニメによってぞれぞれ異なる)。その際に自らも重傷を負い、昏倒した所をブラックゴーストに連れ去られてサイボーグとされた。
- 銃撃による重傷で生身の体のほとんどが使い物にならなくなっていたという理由から、身体機能の大部分が機械化。生身の部分は生命維持のための最低限度のものしか残っていない。このときサイボーグ製造チームは、人体のどこまでを機械化することが可能なのかという、改造技術の限界に挑んだとされる。さらに、設計コンセプト上、単体で一個中隊に匹敵しうるだけの戦力として位置づけられていた。右手の五指(劇場版第1作では両手)はマシンガン(6ミリ)、左手の指はダーツ型手裏剣、左手側面はレーザーナイフ、眼球は狙撃能力を強化した照準眼、大腿部にマイクロミサイルを装備(アニメ第1作では両の二の腕にも)、果ては体内にヒロシマ型原爆までを組み込まれた全身武器の戦闘用サイボーグで、「死神」とあだ名される。そのため、チームの"主砲"とも呼べる存在であり、戦闘時は最前線で戦うことを主とするが、001の「睡眠」時には彼に代わりチームの参謀役としても活躍する。
- 非戦闘時はドイツで長距離トラックの運転手をしている(超銀河伝説ではスキーヤー)。金属部が剥き出しのマシンガンアームを人目から隠すため、服装は基本的に長袖で、常に手袋を着用(後にカモフラージュ用の人工皮膚を付与され、半袖のシャツ姿で旅行をするシーンも見られる)。虚無的でニヒルで皮肉屋、時にタカ派的な言動をとりがちだが、本質的には非常に優しい性格で、一度信頼した相手には助力を惜しまない部分もある。メンバーの中で最も改造箇所が多いため、肉体に対する思いも殊の外深く、己の体を含めコンピュータ制御など機械仕掛けのものを忌み嫌う傾向がある。その一方で、自身の機械の体に対し愛着があるとも告白(「肉体は精神の入れ物に過ぎない」と発言したことすらある)しており、自分がサイボーグであることに関しアンビバレンスな感情を抱いていることも自覚している。再改造され思い悩む008を励ますため、自らの身体をさらけ出すこともあった。リーダーである009の精神面の甘さを危惧しての助言や進言をする場面も多く、それゆえの憎まれ役を買って出ることもしばしばである。しかし同じくペシミストの007とは馬が合うのか、皮肉な言葉のやり取りをしシニカルな談笑をすることも。インテリであるという性格付けをされており、美術評論家と付き合いがある(『アフロディーテ編』)ことや、かつて高名な作曲家からピアノの指導を受けていた過去(『雪割草交響曲』)もある。
- そのキャラクター性から9人の中でも特にピックアップされて扱われることが多く、『超銀河伝説』では009に次いで物語に大きなウエイトを占める。<ref>このほか、石ノ森の全く別の作品に同様の造形(戦闘の名手・皮肉屋・瞳の無い眼)のキャラが度々登場している(『佐武と市捕物控』、『マンガ日本の歴史』など)。</ref>
- 平成アニメ版では002が好戦的な性格を強調されていた分、004は逆に原作より温厚で分別ある性格に修正されている。
- 「GOD'S WAR編」では、右手のマシンガンの弾丸が光線状の誘導弾に変化しており、5本の指から放たれる砲火を自在に操り、確実に標的を破壊できるようになった。
- 005:本名、ジェロニモ・ジュニア(ただし、平成アニメ版のみ、G・ジュニア)<ref>構想の段階では、アメリカ先住民ではなくオーストラリアのアボリジニとされていた。</ref>
- 27歳(旧設定31歳)。12月25日生まれ。アメリカ先住民<ref>平成アニメ版では、アパッチ族の英雄と同じ名を持つ彼が、モヒカン族に象徴されるヘアスタイルをしているのはおかしいとの理由で呼び名が変更された。また、普段はスカーフや長袖を着こんでいるため人目に曝されることはないのだが、全身におびただしい量の傷跡が残っている。なお、劇中においては、それらの傷がついた経緯に関して一切説明されていない。</ref>。「ジュニア」が姓なのか、他にファミリーネームが存在しているのかは不明。
- インディアンとして差別迫害を受けて定職にもつけず、また仲間達が民族のプライドを捨てて見世物じみた仕事についていることに怒り失望していた時に、ブラックゴーストに「仕事がある」とスカウトされ改造手術を受ける(自分がサイボーグにされることは知らなかった)。
- 砲弾にも耐える強固な装甲皮膚と、100万馬力(超高出力エンジンと最新式の人工心臓によるもので、後に1000万馬力に改造)の怪力を持つ。その強靭な肉体と巨体から「アイアンマン」の異名をとる。サイボーグの発揮しうる馬力を極限まで高めることが目的とされている。そのため、岩石を投げつけたり、戦車の大砲部分をへし曲げたり、ミサイル弾を拳で打ち落とすなど、素手を最大の武器とした戦闘が目立つ。他のメンバーに比べると効率的な戦闘スタイルとは言いがたいが、仲間を庇い被弾したり、落下物を食いとどめたり、障害物を除去するなどの、防御や破壊工作にはうってつけの存在。またサイボーグとしての能力とは別に、元々シャーマンのように自然の声を感じ取ることが出来、動物や精霊と会話を交わしたりすることができる。スーパーガンも装備しているが、滅多に使用することはない。
- 普段はアメリカ合衆国に住んでおり、その怪力を生かせる高層ビル建築現場などの作業員として働いている。<ref>原作や昭和アニメ版では、メンバーの再招集がかかるまでアメリカ南西部の牧場でカウボーイの仕事を行っている姿が描かれている。</ref>無口で心穏やかな平和主義者だが、口にする言葉は大抵は重く、哲学的である。また、大地の精霊らと語らうため、大自然の中で精神の統一を試みることを好む。自然に逆らうことなく共生するという、部族の伝統的な価値観や世界観を何より大事にしており、サバイバル術にも長けている。言葉に出すことは滅多にないが、仲間に対する心遣いは篤く深い、頼れる存在である。しかしその一方で、朴訥ながら芯の強い彼の性格が利用されてしまう話も稀に見られる。<ref>原作や昭和アニメ版では、助詞の抜けた「片言」を話している。これは当時としては珍しくない、典型的なハリウッド映画特有のインディアン言葉のステレオタイプであったのだが、平成版ではこれが改められ、より理知的な印象の人物となった。</ref>
- 平成アニメ版では昭和アニメ版に比べ、単純な差別の描写が少ない分ネイティブ・アメリカンのリザベーション(インディアン居留地)問題を暗に示すなど、時事に沿った脚色がなされている。そのため平成アニメ版では、ブラックゴーストに丸め込まれた雇い主に仕事を解雇させられてしまい、ブラックゴーストに連れて行かれる設定になっている。
- 「GOD'S WAR編」ではさらに力が増し、地表を突くことで、地割れを起こし一度に多くの敵を亀裂に陥れ倒している。
- 006:本名、張々湖(ちゃんちゃんこ)
- 42歳(旧設定30代後半)。2月29日生まれ。中国(原作及び平成版では広東省)出身。
- 元々は貧乏な農民で、干ばつの為に作物が育たず(原作発表時には大躍進政策で実際に飢饉が起こっていた)、生活苦にあえいで首吊り自殺をしようとした所をブラックゴーストに見つかり、楽な暮らしが出来ると騙されて改造手術を受けてしまう。
- 体内に高圧縮エネルギー炉を内蔵し、高熱火炎(もしくは熱線)を口から放射する能力を持つ。地面をも溶かしてしまうことで地中行動も可能。それゆえにあだ名は「もぐら」。この能力に応じて、肉体も耐熱性に優れている。度々緊急時の回避に役立っており、退路を作る以外にも抜け穴を再び溶接し隠蔽するなどの機転も見せている。丸々とした外見、のんびりした食いしん坊で、作品中ではギャグメーカーとしての面を強く持つ。着地に失敗しすっ転げたり、尻餅をつく場面が多くズッコケキャラの印象が強いが、いざというときはずんぐりした体形に似合わず機敏な動きや中国拳法の技を見せ、敵を翻弄するトリックスターである。ちなみに、なぜか鼻の部分は取り外しが可能で、他の仲間に鼻を握られることで無理やり火炎噴射を行わされる描写もあった。サイボーグとしての能力なのか元来備わっているものなのかは不明であるが嗅覚も鋭く、料理に盛られた毒を感知して仲間を救ったこともあった。
- 特技は料理(いわゆる中華料理全般)。ゼロゼロナンバーサイボーグの食事は普通の人間と同じものを摂取するため、作戦行動中もあらゆる手段でメンバーの食事面に気を配っている。火炎放射の能力を、料理や喫煙など日常生活においてもフル活用している。陽気な性格のせいか、はたまた人生経験の深さからか、もはやこれまでという所で拉致された為なのか、他のメンバーに比べサイボーグ化された悲劇を嘆く場面は少ない。漫画では、事件への感想などで漢詩や故事を引用している場面がたびたび登場する。
- 非戦闘時には日本にて料理店・張々湖飯店のオーナーシェフを務める<ref>当初は1人で経営していたが、その時の店舗は「ヨミ編」で戦線復帰する際に従業員に権利ごと譲渡し、その後007との共同経営による新たな店舗を経営している。</ref>。その大らかさから「大人(たいじん)」と呼ばれることもあり、どんな時にもマイペースぶりと独特な口調は変わらない<ref>原作や昭和アニメ版では関西弁的な言葉遣いで語尾に「〜アルヨ」をつける(当時の中国人描写にありがちな)口調であったが、平成アニメ版では同じく関西弁を思わせるものの妙な訛りのある独特な口調に変更されている。また、従来の差別的ともとられがちな口調を改める際に張々湖役の声優茶風林は中国語を学び、独自のイントネーションを掴むのに役立てたという。</ref>。
- 平成アニメ版では「中国の改革開放政策に乗って多角経営を行い、失敗したレストラン経営者」と異なる事情に設定されており、アニメでは上海にいる場面も数回登場した。
- 「GOD'S WAR編」では、火炎放射が尾を曳く龍の形となり、火力や飛距離が大幅に増した。これにより、対象物の周囲を囲みこみ範囲を狭めてから焼き払うなど、より変化自在な戦闘が可能となった。
- 007:本名、グレート・ブリテン<ref>海外で放映された、英語吹き替え版(平成アニメ版)では、"G.B"(ジービー)という名称に変更されている。</ref>
- 45歳(旧設定40代後半)。4月1日生まれ。その名のとおりイギリス出身(リバプール)。昭和アニメ版第2作のみ「ブリテン」と姓で呼ばれる。
- 元々は超一流の舞台俳優だったが、酒で身を持ち崩して役者としても駄目になり、浮浪者同然になっていた所をブラックゴーストに目をつけられ、騙される形で改造手術をされてしまう。彼が酒浸りの廃人に成り果ててしまった理由としては、アニメ第2作では役者のライバルでもある親友と山登りに行った時にその親友が事故で転落、周囲からグレートが故意に落としたという誤解によって白い目で見られたことが原因。
- 出臍(でべそ)に仕込まれたスイッチを押すことで、自身の細胞の分子配列を変化させることが出来る。この機能を生かして消費財以外のあらゆるものに変化が可能(能力もコピーでき、鳥や魚に変身すれば飛行や泳ぎ、チーターに変身すれば猛ダッシュで自動車並みの速さを誇ることも可能。本来より遥かに大きな巨人、小石やロボットや彫像などの無生物に変身したことすらある)で、役者としての経験を生かした演技力も手伝って相手を翻弄。他の人間への変身も勿論可能で、原作でのネオブラックゴースト総統との戦いでは、変身能力に加えて鏡を利用したトリックで総統を葬り去るという大殊勲を打ち立てている。しかし彼の最大能力は変身ではなく、細胞の分子配列変化を応用し透明人間の如く周囲の環境に完全に溶け込んでしまう能力することである。ゆえにあだ名は「カメレオン」。
- ブラックゴーストから脱走した当初は変身能力に戦闘服が対応していなかったため、変身時には戦闘服を脱ぐ必要があった。後に戦闘服が能力に対応したことにより、着用時でもベルトのバックル部を押すことで能力の発動が可能になった。特に、諜報活動を得意とし、アジトへの侵入から調略まで自在にこなす。汎用性に優れ、あらゆる地理的条件下においても万能な活躍を見せる彼だが、両手の自由を奪われるなど、でべそのスイッチを押せない状況に追いやられると、苦戦を強いられることになる。
- 006とは良いコンビ(主にギャグメーカーとしての)で互いを「人生の友」と認める仲、張々湖飯店の共同オーナーでもある。メンバーの中では最も感情を豊かに表すが、本来の性格はペシミスト。シェイクスピア劇のような台詞回しを好んで使い、厭世的な句を吟じ事件に対し痛切な批判をする一方で好んで道化を演じている節もある。貴重なムードメーカーである彼だが、彼の変身能力を交えたボケ(大抵、緊迫した状況下で連発される)は仲間に受け流されることも少なくない。普段、賑やかにおどけていることの多い彼だけに、時折見せるシリアスな一面はより一層強い印象を残す。00ナンバーの中では正体を知らない一般人相手にサイボーグ能力を(人助けの手段、あるいは舞台での早変わり芸として)披露することが最も多く、その場合は「変装」と偽って使用している。
- アニメ版・劇場版の第1作では子供として登場し、その時期に描かれた原作では視聴者の混乱を回避するため、常に子供の姿に変身している設定になっている。アニメ版の第1作の設定は9歳のロンドン出身のわんぱく孤児で、ギルモア博士に拾われた後、改造手術を受けて変身能力を得る。心に念じるだけで変身することができ、その変身能力を生かし事件解決の足がかりを作ったりなどの大活躍をして、009と003と共に主役級のキャラクターとして描かれていた。
- 平成版では、大劇団への移籍という役者としての栄達と引き換えに、最大の理解者でもあった恋人のソフィーを捨てた過去があり、その負い目から酒に逃げるようになったという苦い過去が付与されている。
- 「GOD's WAR編」では、相手の体に乗り移り操る能力を得た。
- 008:本名、ピュンマ
- 22歳(旧設定21歳)。8月20日生まれ。アフリカ出身<ref>旧設定ではケニア出身。奴隷の描写が作品中にあるため、実在の国名を出すのはまずいとの配慮からアフリカの某国出身と変更。平成アニメ版での出身国は架空の「ムアンバ共和国」。</ref>。姓の有無は明らかになっていない。
- 当初の設定では、元々はアフリカの原住民の青年で人身売買の奴隷狩りに遭い逃亡中にブラックゴーストに発見され、奴隷商人の手からは助けられるがそのまま拉致されて改造手術を施される。
- 深海活動用に改造されたため、水の中で素早く活動できる推進能力(両足の裏に噴射口が備えてあり、潜水時はここから激流を噴射して猛スピードで深海を推進することが可能)や人工のえら、深海の水圧をはじめとする高重圧環境に耐える皮膚と内臓を持ち、「半魚人」とあだ名される(アニメ第1作では戦闘時に水を吐く描写もあった)など、水中活動だけなら他の全員を凌駕する。また体内の酸素ボンベも高性能で、宇宙などの真空中でも他のメンバーよりはるかに長時間活動可能。
- 「地底帝国ヨミ編」の冒頭で敵の超音波攻撃で首から下をバラバラにされる重傷を負った結果、ギルモア博士の緊急手術を受けるが、その際首から下の全身を銀色のうろこ状の肌に改造された。ピュンマは当初あまりに人間とかけ離れた自分の姿にショックを受けて落ち込む。原作では当時の社会背景からか「(人種差別を受ける)黒い肌よりも良いのではないかと考えて」改造したという趣旨のギルモア博士の発言に対して、「彼(ピュンマ)は自分の黒い肌に対して私たちが考えるような引け目を持っていません!」とフランソワーズが厳しく非難する描写もあった。昭和期の2度のアニメ化ではこのエピソードについて触れていない。<ref>原作では「海底ピラミッド編」「裸足のザンジバル編」などで上半身裸の姿を見せ、再改造を受けたのか元の黒い肌に戻っていることが確認できる。</ref>
- 「神々との戦い編」では子どもを作れないという発言があり、その身体のために悲劇を生んでしまったことが語られる。
- 非戦闘時は祖国でパークレンジャー(公園管理官)として働いている。<ref>平成版では、食糧や医薬品を貧困地域に運搬するボランティア活動に従事している姿も登場。</ref>大卒の学歴を持つため教養も高く、大陸の貧困や偏見・迷信を解消しようと努め、アフリカの自然を守ろうと考えている真面目な青年。原作でも祖国独立の為ゲリラ戦に従事していた時期があり(その際に両親と妹を殺されている)、平成アニメ版ではこれを生かして後述のように背景設定が変更された。これにより、メンバーの中で唯一、改造前から実戦経験を持つ"戦闘のプロ"となり、メカや武器の扱いについて自信を持っているとされる。そのため劇中では、サイボーグ戦士たちが使用する万能戦艦・ドルフィン号のメインパイロットおよび戦術要員として活躍する場面も多い。
- 原作ではネグロイド系人種の特徴が極端にデフォルメされた(当時としてはありがちな)キャラクターデザインだったが、劇場版『超銀河伝説』制作の際、脚本協力ジェフ・シーガルが、「アメリカ輸出のときに人種差別と取られる」とアドバイスした。これにより、『超銀河伝説』以降の008のキャラクターデザインは、キャラクターデザイナーの手によって変更されている。
- 原作版の改造に至る経緯は現在では問題があるとして、平成アニメ版では祖国の解放運動に身を投じたゲリラの闘士(この部分は石ノ森の原作にあった設定を生かしている)だったが、罠で自らの部隊メンバーを失った上に、ブラックゴーストに不意打ちを受けて攫われ、サイボーグにされたと設定されている。また、再改造に関してもギルモア博士が「今後の戦闘で死んで欲しくない一心で能力強化のため銀色の身体にした」と説明。フランソワーズの非難の言葉も、科学者の驕りを戒める物に変わっている。
- 「GOD'S WAR編」では、より高圧力下における戦闘に特化し、水中戦においては、周囲の水圧を操ることで、触れることなく敵の体を破裂させるという大技を身につけた。
- 009:本名、島村ジョー(しまむら ジョー)<ref>古い版の単行本では一部「村松ジョー」や「ジョウ」と表記されている。</ref>
- 18歳。5月16日生まれ。日本人の母と外国人の父との間に生まれたハーフ。先に改造されていた001以外の7人の技術を結集した完成体。
- 両親はすでに死亡しており、孤児・ハーフとして言われの無い差別や偏見を受け、その事によってグレて犯罪に手を染め、少年鑑別所に送致されるが、一緒に送致された仲間と共に脱走・逃亡中に事故を起こし、気を失っていた時にブラックゴーストに発見されて拉致された後、本人の知らない内に改造手術を受けてしまう。アニメ第2作では同じハーフの友人・ジローを助ける為に誤って不良に怪我を負わせたため少年院送りになり、そこでも少年院の入所者からハーフを理由に蔑まれて1人で脱走したところをブラックゴーストに拉致されると設定変更。
- 汎用性に優れたサイボーグとして他のメンバーより基礎的な能力はすべて高いが、最大の特徴は002のものを更に改良した多段式の「加速装置」を内蔵しておりマッハ5で行動できる点である(平成アニメ版での設定)。マッハ5という超高速から加速状態での人命救助は不可能とされているが、張々湖の為に甲殻類を市場から加速装置を用いて運んで来たこともある。この加速能力は敵地への潜入、武器を持った一般人(生身の軍人や逃亡を図る敵の科学者、強盗犯人など)の無力化、精神・電磁波攻撃の回避など、様々な局面で活躍する。速度は可変式で、使い分けることで敵を翻弄することも可能。ただし加速中は、人体など周囲の物体が摩擦で燃えてしまうため無暗に触れることができない上、周囲の音も聞こえず、連続使用には限界がありメンテナンス時に不具合を起こす可能性があるなど、いくつか留意すべき点もある。その上0013以降、後発のサイボーグに搭載された加速装置は総じて009のものよりも高性能なため、加速度が追い付かず苦戦を強いられることもしばしばであった。
- 普段はギルモア博士の研究を手伝ったり、四輪レーサーをしていることもある。自動車は言うに及ばず、人類の技術によるものならば船や飛行機に至るまでどのような乗り物も即時に操れる才能(詳細は不明だが、改造能力の一種であるとされる)を持つ。レーサーとしての通称は「ハリケーン・ジョー」。「時空間漂流民編」では出版社に出入りする姿も見られる。
- 荒れた過去を持つものの、サイボーグ戦士となった後は平時においては穏やかで優しく、戦闘時においては真摯かつ勇敢な性格であり、みんなを勇気づけるリーダー的存在。しかし、その情けの深さゆえに、戦いの場においても事情のある相手には気遣いから攻撃の手を緩めて説得を試みるなど、時として優柔不断になりがちな面も併せ持つ。こういった精神面の脆さを、他のメンバーに指摘されることも多い。愁いを帯びた甘いマスクと性格のためか、しばしば出会った女性達を惹き付けることも。そのたびに、彼のことを密かに想うフランソワーズからは焼餅を焼かれているようだ。アニメ第2作では、マユミというファンでもありかつてのガールフレンドだった女性や、荒れていた時代のジョーを支えていたユリという女性も登場する。
- 平成アニメ版では不良の設定が無くなり、自分が所属していた孤児院を経営する神父を殺害した犯人に間違えられて警察に追われた所をブラックゴーストに拉致された、と変更された。
- 「GOD'S WAR編」では、「意識加速」と呼ばれる能力を体得、自由自在の速度で加速することが可能となり、この能力を応用して敵を自身の加速空間に誘い込み、瞬時のうちに衝撃を与え粉砕できるようになった。
(出典:Wikipedia)
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