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国営の朝鮮中央放送で使われる金正日の呼び名は100以上あると言われ、北朝鮮国内のメディアでは、「百戦百勝の鋼鉄の霊将」などと賛美されるが、実際には実戦で指揮を執った経験はない。この称号は金日成を賛美する決まり文句が儀礼化したまま流用されたものと言われている。国民からは「将軍様」と呼ばれ<ref>日本語では『将軍』の肩書きそのものが敬称の意味も含むが、朝鮮語では社長様、先生様など肩書きの後に『様』をつける呼び方が一般的に用いられている。従って、この『将軍様』を厳密に意訳するとただの『将軍』となる</ref>、国内のあらゆる所にその肖像画が掛けられている。代表的な呼び名として「親愛なる指導者、金正日同志」があるが、二言目からは「金正日同志」「金正日総書記」と略される。また、朝鮮人民軍内部では「最高司令官同志」ともよばれる。その他、かつて使用されたものに「党中央」がある。党中央の語は一般的に党中央委員会のことと解釈される語であったため、党中央の語が金正日個人を指すと判明するまでに長い時間がかかった。また、北朝鮮の公式文献においても党中央の語が機関を指す語から次第に個人を指す語としての様相をみせるまで長い時間がかかっている。
現在の肩書は、国家においては共和国国防委員会委員長、共和国元帥、朝鮮人民軍最高司令官、最高人民会議代議員、党においては朝鮮労働党総書記、朝鮮労働党政治局常務委員、朝鮮労働党中央軍事委員、朝鮮労働党中央委員、朝鮮労働党政治局員であり、権力を一手に集めている。 呼称については国家における最も重要な役職である国防委員長(もしくは委員長)とするのが正式だが、日本のマスメディアだけ総書記としている。
スラックスとジャンパーを愛用している。シークレットブーツを履くという説もある。メディアではサングラスを着用する姿がしばしば放映されている。外国の元首と会談する際は中華人民共和国の人民服に似た服を着用することもある。肖像画には軍服を着用している姿もあるが、実際に軍服姿で公の場に出たことはないようである。金日成はスーツを着用することが多かったが、金正日がスーツを着用することはまずない。
訪問時では飛行機の利用が確認されている)。
朝鮮総連のウェブサイトには「名言録」や「逸話集」などを掲載した金正日総書記特集があり、そのなかでは金正日を偉人と呼んでいる。
統一教会(世界基督教統一神霊協会)の文鮮明と関係があるとされる。1992年に統一教会教祖の文鮮明と会談し、35億ドル(約4400億円)もの援助を約束され、経済協力の関係を築いた。1994年7月に父金日成が死去した直後には、文鮮明の側近の朴普煕と会談した。統一教会の幹部、朴相権が社長を務める韓国の「平和自動車」との合弁会社「平和自動車総会社」を設立して自国の南浦(ナンポ)工業団地で自動車生産を行なったり、国営の「普通江ホテル」の経営を統一教会関係者に行なわせている。2002年には、文鮮明の80歳を祝って、韓国の要人に対しては極めて異例と言える祝賀メッセージとプレゼントを送った。このような北朝鮮とのパイプを作った統一教会は系列の「ワシントンタイムズ」社の朱東文(チュ・ドン厶ン)社長が2006年に訪米した山崎拓と面会し、翌2007年1月10日の山崎の訪朝のルートを用意したとも言われている。しかし、近年、北朝鮮当局は統一教会の幹部をスパイ容疑で逮捕してからは監視対象にしていると言われる<ref>有田芳生の『酔醒漫録』山崎拓訪朝は統一教会ルートだった</ref>。