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「女性会社員」を表わすことばとしては、かつては “business girl” の頭文字を取った「BG」<ref>当時ルポライターだった五島勉による造語。五島は1964年に『BGスパイ デパートを燃やせ』(芸文社)という産業小説を書いている。</ref>というものがあった。しかし「英語で BG は Bar Girl のことで、これは売春婦という意味」という噂<ref>英語で「売春婦」は prostitute をはじめ、スラングとして call girl、streetwalker、camp follower、whore、hooker など枚挙にいとまがないが、bar girl というものはない。1960年代前半の日本なら「一人でバーに飲みにいくような女はふしだら」と思われたかもしれないが、欧米でそうした偏見は既に1940年代前半にはなくなっていた。</ref>が東京オリンピックを翌年に控えた1963年に広まったため、週刊誌『女性自身』が「東京オリンピックで来日する外国人の誤解を防ぐため」これを使わないようにしようと提案。誌上公募を行った結果、上位にあった「OL」を「BG」の代替語に選出した。
この「OL(オフィスレディー)」は、当初は公募結果の第1位と発表されていたが、後になって本当のトップは「OG(オフィスガール)」だったことが公表された。当時の編集長である桜井秀勲が「オフィスガール」だとどうしても「職場の女の子」という感覚になることを嫌い、「自立した働く女性に相応しい」名称となることを期待してこれを「オフィスレディー」と改めた<ref>ところが皮肉なことに、英語では実はこの lady の方が「怪しげな魅惑の女」といったニュアンスのあるスラングになっており、そのため「売春婦」を表わす表現のなかにも lady of easy virtue、lady of pleasure、lady of the night などがある。今でこそ「OL」は英語圏でもちょっと知られた “Engrish” となっているが、これが使われ始めた1960年代中頃にアメリカやイギリスから日本駐在に来た会社員の中には「ではこれからうちのオフィスレディーを紹介しましょう」と言われて困惑する者が少なくなく、中には不謹慎だと怒りだす者もいたという。</ref>のだという。