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4.日本における自殺
4.2.現代日本社会における自殺
報道の功罪

1903年、一高生藤村操が「巌頭之感」を書いて投身自殺した時は哲学的煩悶での自殺として新聞・雑誌などのメディアに大きく取り上げられ、文学者の間では議論も戦わされた。1903年の事件では後追い自殺が相次いた。その後も1986年や1998年など、有名人の自殺及びその後の報道をきっかけとした後追い自殺が発生したケースは多い。

1986年、1994年 - 1996年、2006年の時期は、子供の自殺についての報道が多かった。原因としては「学校におけるいじめ」が取りざたされた。また、これに関連して文部科学省が学校における「いじめの把握」が不十分であることが指摘された。

いじめ自殺が相次いだ1995年12月には、横浜市のいじめ110番に自殺をほのめかす電話が殺到し、当時の横浜市長高秀秀信が緊急会見を開くなど現場は一時騒然となった。そしてそのわずか2ヵ月後には日本各地の新聞社や放送局にいじめ自殺の予告やテストや運動会を取りやめないと死ぬといった自殺予告の手紙が多数送られ、実際に試験日を延期する学校が相次いだ。そして10年後の2006年11月には中高生が文部科学省に自殺予告を送り、マスコミでも大きく取り上げられた。

2007年前後から、硫化水素による自殺方法を、インターネットで情報を得て、実際に試みる人が多発しており、無関係な人間が巻き添えになる例も出ている。2008年4月に入ってからは一日1人、多い時は2人もこの自殺方法で命を落としておりマスコミでも大きく取り上げられた。

WHOは「自殺の連鎖」を防ぐため、「自殺を予防する自殺事例報道のあり方」という報道のガイドラインを示している。しかし、日本のマスメディアの報道は、これを逸脱している例が少なくないばかりか、自らの責任を顧みず、自殺増加の原因をインターネットや政治、社会などに求める事例も後を絶たない。

(出典:Wikipedia)

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