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4.日本における自殺
4.1.歴史
日本においては、歴史的に自殺がひとつの文化として捉えられている<ref>“自害”に関して、欧米では「日本の女性の自殺文化」という誤解が生じているようである。</ref>。
日本の文明が始まる頃から自殺は行われていたとされており、文字が書かれた頃から文献として多数自殺の記録が存在している。日本で最も古い自殺に関する伝承は、『古事記』の記述によるヤマトタケルの妃弟橘比売命(オトタチバナヒメノミコト)の伝承である。
切腹・心中・特攻・自爆・殉死など、自殺に准じる行為がそれぞれの時代、様々な状況で扱われている。特に特定条件下での自殺は美談として扱われた。前近代では室町幕府を開いた足利尊氏の祖父足利家時が八幡大菩薩に三代後の子孫に天下を取らせよと祈願した願文を残して自害したという伝説や、織田信長の傳役平手政秀が死をもって信長の行動を諌めたとされる事例などがある。近代においては明治天皇崩御のおりに殉死した乃木希典夫妻が世論の称賛を浴びた。宗教的な要因による自殺としては、江戸時代の即身成仏などの例がある。
明治以来日本の自殺率は上昇し、1936年に戦前のピークに達した。その後戦争の影響で減少した。自殺率が戦前の水準に上昇したのは1950年代である。1958年には25.7人と2008年現在に至るまで過去最高の数値を記録している。高度経済成長の時期は減少に転じた。1973年のオイルショックの頃から再び増加したが、1980年代後半からのバブル経済期には減少した。バブル崩壊後の1990年代後半に急激に上昇した。
(出典:Wikipedia)