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19.人物像
19.8.反ユダヤ感情
スターリンは、少年時代からユダヤ人に対する軽蔑・嫌悪感を抱いていたが、ヒトラーのような強迫観念とは異なり、帝政時代のロシアではごくありふれた偏見の域を出ないものであった。「額に汗して働かず、商売に執着している人々」というのが、長年スターリンが持っていたユダヤ人観であった。指導者になってからも、党・政府の役職にユダヤ人<ref>収容所での重労働刑を宣告している<ref>『スターリン その謀略の内幕』p.35-36</ref>。
しかし、冷戦に入る頃には、ユダヤ人に対して、ヒトラーと同質の強迫観念に取り付かれるようになり、ソビエト体制の転覆を企むシオニズムの手先・破壊分子としてソ連国内のユダヤ人を危険視するようになった<ref name="bouryaku20080807" /><ref name="kgb20080807">『KGBの内幕』下巻p.73-84</ref>。その典型例が医師団陰謀事件である。なお、スターリンは最晩年の1953年、「ユダヤ人問題の最終的解決」と称してソ連国内のユダヤ人全員をシベリアおよびカザフスタンに強制収容する計画を実行する予定であったといわれるが、スターリンの死によってこの計画は中止となり、後継者のベリヤにより逮捕されていたユダヤ人も全員釈放されたことで実現はしなかった<ref name="bouryaku20080807" /><ref name="kgb20080807" />。
ロシアにおける反ユダヤ主義はスターリンの支配下で大幅に高まったことが指摘されている<ref name="bouryaku20080807" /><ref>『赤いツァーリ スターリン、封印された生涯』下巻p.429-430 p.440</ref>。
(出典:Wikipedia)
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