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ベラルーシ・ロシア連合国家-経緯について調べるならランキング★モンスターで簡単チェック!!
2.経緯

ロシアは、先述の通りベラルーシを吸収合併する思惑があった。ベラルーシの通貨をロシア・ルーブルにしようとしていたがベラルーシ側が反発した。

更に、ロシア側はベラルーシのソ連型社会主義経済を支える天然ガス価格の値上げなどで圧力をかけ、ベラルーシを吸収合併しようとしたが、これにルカシェンコが反発し、2008年のベラルーシ下院選に監視団を受け入れ、欧米への接近を図って体制存続を図ろうとした<ref>http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080929/erp0809290916000-n1.htm</ref>(http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080929/erp0809290916000-n1.htm</ref>);。

この動きに危機感を抱いたのか、2008年10月6日、プーチン首相がベラルーシを訪問。連合国家実現へ向けての政策を実行することを確認した。

また、2008年5月27日には首相に相当する閣僚評議会議長にプーチンが就任した。

2009年1月30日に閣僚会議が開かれ、金融危機に共同で対処することなどで合意した<ref>http://www.soyuz.by/ru/?guid=55297</ref>(http://www.soyuz.by/ru/?guid=55297</ref>);。

2009年2月3日に最高国家評議会が召集され、防空システムの統合、連邦国家内の移動の自由、居住場所選択の平等などで合意した。しかし、国旗や国章の発表は無かった<ref>http://www.vesti.ru/doc.html?id=249508</ref>(http://www.vesti.ru/doc.html?id=249508</ref>);。

EUは2009年5月に常設協議「東方パートナーシップ」を創設し、ベラルーシとの関係強化を図る考えであり、ベラルーシ側も西側との関係正常化には意欲を示しており、ルカシェンコ自身も「我々は西側との関係を正常化する」と言明している<ref>http://telegraf.by/in_belarus/32729.html</ref>(http://telegraf.by/in_belarus/32729.html</ref>);。ただ、ベラルーシ側は東方パートナーシップは、ベラルーシがヨーロッパに付くか、ロシアに付くかの二者択一を迫られているわけではないと述べている<ref name=telegraf33141>http://telegraf.by/in_belarus/point/33141.html</ref>(http://telegraf.by/in_belarus/point/33141.html</ref>);。しかし、この東方パートナーシップへの参加はロシアを不快にさせている。

ロシアは東方パートナーシップについて、EUの勢力範囲を拡大する行為とみなし、また、ベラルーシについてはアブハジア南オセチアの独立を承認するならば東方パートナーシップから取り残されることを示唆して圧力を掛けたと非難している。事実、ベラルーシは独立を承認したロシアを支持はしたものの、ベラルーシ自体はアブハジアと南オセチアの独立を承認していない。

「民主主義を進めているのか、あるいはそれは恐喝なのか?それは、国を主権国家として立ちたい位置から引き離すことだ」

とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は述べている<ref>http://en.wikipedia.org/wiki/Eastern_Partnership</ref>(http://en.wikipedia.org/wiki/Eastern_Partnership</ref>);。これにより、ロシアは共同での金融危機の対処にも消極的になっており、ベラルーシはロシアを非難している。ルカシェンコは

「もしロシアが凍結を始め、そして、市場を貸さないのであれば、我々はどうして統合する必要があるのか?」
「ロシアは我々が東方パートナーシップに参加し、西側との関係を進展させていることを非難している。では一体我々はどうすれば良いのか?」

と述べている<ref>http://www.charter97.org/ru/news/2009/5/22/18467/</ref><ref>http://udf.by/index.php?newsid=1163</ref>(http://www.charter97.org/ru/news/2009/5/22/18467/</ref><ref>http://udf.by/index.php?newsid=1163</ref>);。かねてからルカシェンコは

「ロシアとは対等な関係で連合国家を実現したい」
「連合国家が実現しないのは、ロシアが悪いのだ」

と述べており<ref>http://kprf.ru/international/66520.html</ref><ref(http://kprf.ru/international/66520.html</ref><ref) name=telegraf33141 />、吸収合併をもくろむロシアを批判している。

ベラルーシとロシアとの関係は、ロシアとの関係の冷却化が進むウクライナとは異なり、友好関係を保ち続けていた。それゆえ、ベラルーシはロシアから天然資源を安く輸入できていた。しかし、今後のベラルーシの政治的方向性次第では、ベラルーシが民主化され(色の革命)、ロシアとベラルーシとの関係が友好関係で無くなる可能性がある。

2009年5月28日にミンスクで閣僚会議が開かれた。また、プーチンとルカシェンコとの首脳会談も行われ、2010年から国境での税関を撤廃することとなった。<ref>http://www.rian.ru/trend/russia_belarus_goverment_28052009/</ref>(http://www.rian.ru/trend/russia_belarus_goverment_28052009/</ref>);また、ベラルーシとの関係改善のための政策を今後も実施してゆくとプーチンは述べている。<ref>http://www.vesti.ru/doc.html?id=288736</ref>(http://www.vesti.ru/doc.html?id=288736</ref>);しかし、ベラルーシの東方パートナーシップへの参加と西側への接近を引き止めることはできず、ロシア、ベラルーシ双方共にもう連合国家構想の進展を望んでいないという見方もある<ref name=svobodanews1741981 />。

また、ベラルーシが市場改革を行わず、未だにソ連型社会主義体制を維持していることに対して、ロシアのアレクセイ・クドリン財務相は、ベラルーシが近い将来支払不能(すなわち破産)に陥るという見方を示した。これに対してルカシェンコは

「反対者のクソ野郎ども("Oppositon scumbags")と相談しながら我々を指導しようとしている」

と、クドリンを罵った。これに対し、ロシアのメドヴェージェフ大統領は、

「他国の指導部に対する個人的な発言は許されないものだ」

と怒りを露にした<ref>http://mainichi.jp/select/world/news/20090610k0000m030098000c.html</ref>(http://mainichi.jp/select/world/news/20090610k0000m030098000c.html</ref>);。

また、ルカシェンコはロシアからのロシア・ルーブルでの融資も断っている。専門家は、ロシアはルカシェンコの気まぐれにうんざりしているが、未だに対ベラルーシ戦略は穏健さを保っているとみている<ref>http://www.rosbalt.ru/2009/05/29/644265.html</ref>(http://www.rosbalt.ru/2009/05/29/644265.html</ref>);。ルカシェンコは、ロシアが約束していた5億ドルの支援の棚上げについて、「ロシアに泣きついて頭を下げることはない」と立腹しており、今後欧米への接近を図る考えを示した<ref>http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090530/erp0905301051005-n1.htm</ref>(http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090530/erp0905301051005-n1.htm</ref>);。ロシアはこの動きに介入すべく、2009年社から要求されている<ref>http://www.izvestia.ru/economic/article3129696/</ref>(http://www.izvestia.ru/economic/article3129696/</ref>);。

ルカシェンコはEUについて

「誰かさんのように主権と独立を侵害しない」

と述べ、暗にロシアを批判した。<ref>http://www.rosbalt.ru/2009/06/22/649145.html</ref>(http://www.rosbalt.ru/2009/06/22/649145.html</ref>);

EUに接近したのは金銭面での支援を求めるためであったが、EUは独裁体制などを理由に支援を却下した。これにルカシェンコは立腹し、ロシア、EU双方を「わが国の主権を侵害している」と非難した<ref>http://www.kommersant.ru/doc.aspx?DocsID=1198596</ref>(http://www.kommersant.ru/doc.aspx?DocsID=1198596</ref>);。

これにより、ベラルーシは国際社会から孤立することとなり、また国家財政の重要な柱となる他国からの支援も受けられないため、クドリンの言う通り、ベラルーシは近い将来財政破綻に陥る可能性がある。

また、ルカシェンコは連合国家の崩壊を既に予測している。<ref>http://www.vlasti.net/news/50923</ref>(http://www.vlasti.net/news/50923</ref>);今後この連合国家が機能するとすれば、ルカシェンコが退陣し、ロシアに事実上吸収合併されるという可能性が有力と言えよう。

(出典:Wikipedia)

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