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6.[[湾岸戦争]]での[[スカッド]]とノドン
6.5.3. [[ミサイル防衛]]は軍事的実効が薄かったが、政治・外交的には有効だった。
- マッハ7で落下してくるスカッドを迎撃撃墜するために、米国は地対空ミサイルパトリオットPAC2を配備した。当初米軍は100%の撃墜率と宣伝したが、米議会での証言でイスラエルで40%、サウジアラビアで70%と報告されそれが公式見解になっているが、2001年にウィリアムコーエン国防長官は「パトリオットは機能しなかったと言明しており、実際の撃墜率は公式見解より更にずっと低かったと見られている。1
- 但し、パトリオットPAC2はもともと弾道ミサイル迎撃を前提に設計されたミサイルではなかったので、射程が70kmから20kmに縮小したとはいえ当初から弾道ミサイル迎撃を前提に設計されたPAC3では大幅に能力が向上しているとされている。現状でSM3で7回中6回、パトリオットPAC3で12回中10回、試験での迎撃に成功している。無論、実戦の環境は数十発の同時被弾等、単発試験より遥かに苛酷であり、新兵器は実戦に投入すると思わぬ問題が発生するのが普通であるが「(単発)試験でこれだけの成績なら実戦でも10-30%の撃墜率が期待できるかも知れない」という期待も有る。
- ただミサイル防衛は攻撃側の弾道ミサイルより技術的に困難で、高価であり、技術としては発展途上の状況であることは衆目が一致している。総体的に少数の弾道ミサイルなら迎撃に成功するかもしれない程度であり、多数の弾道ミサイルの同時攻撃を完全に防げるというものではない。
- 一方でパトリオットはイスラエル国民の不安と怒り・政府の無策を非難し対イラク開戦を求める声を沈静化させ、「イスラエルを参戦させて戦争をアラブ対イスラエルに変えよう」というフセイン政権の政略を挫折させた。また、同盟国が弾道ミサイルを被弾した場合、パトリオット従来ドクトリンでは米国が報復攻撃をする義務があったが、報復義務を履行しない代わりにパトリオット派遣しても同盟国は納得することが実証された。そういった意味でミサイル防衛は米国にとり大きな政治・外交的効用があることが実証された
(出典:Wikipedia)
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