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1.概要

元来は日本国有鉄道(国鉄)の電車の用途による区分の一つであり、長距離客向けに座席数をある程度確保しつつ、乗降に要する時間を短縮するために出入口を片側3箇所に配置した仕様の車両をこのように区分していた。中距離輸送に適した車内設備と性能を持った電車といえる。

車体の構造としては、片側3箇所にドアを設けて、ドア付近には2 - 3人掛けのロングシート(横向きシート)を設け、ドア間にはクロスシート(ボックスシート)を設けるのが基本的な構成である(以下、本項ではこのような座席配置を「セミクロスシート」と記述する)。ラッシュ時における乗客の乗降しやすさと、昼間時の居住性を両立するためにこの構造が考え出されたもので、「通勤形電車」と「急行形車両」の中間的な構造といえる<ref>性能的にも、高速性能と加減速性能を両立するため、電動車の歯車比は通勤形(5.60または6.07)と急行形(4.21)の中間の4.82とされている。ただし最近ではモーターの出力が大きくなったこともあり、通勤車と同じ歯車比を採用しているものもある。</ref>。そのため、従来の車両に比べてシートピッチ(座席の前後の配置間隔)と座席の横幅を狭くして、通路の面積を広くとっている。

これらの車両は、東京・大阪の大都市圏中距離電車(大阪圏の快速に相当する列車)といわれる、拠点駅から50 - 200km程度の範囲での運用が多いが、地方都市圏では都市間を結ぶ普通列車に充当されるケースが多い。これは、通勤形電車では駅間が長距離となり、居住性が確保しづらいことと、電車化する際に新車を製造する先を東京・大阪の大都市圏に行い、その際に比較的状態がよい車両を地方に持っていくという方式が多かったためである。

現在では扉数は3箇所とは限らず、座席も様々である(後述の「実情に合わせた変化」・「分割民営化後」も参照)。

(出典:Wikipedia)

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