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2.チベット密教
チベット密教では、タントラを所作(bya ba; kriya)、行(spyod pa; carya)、ヨーガ(rnal 'byor; yoga)、無上ヨーガ(rnal 'byor bla med; anuttarayoga)の4種に分けている。これは歴史の中で少しずつ作られていったものであるので、なぜこの4種なのか、という点に関しては宗派により異なっている<ref name="tachi110"/>。
12世紀のサキャ派の学者ソナムツェモは、タントラを4つに分類した理由の解説を試みている。ソナムツェモは、インド宗教への信仰、顕教の教え、人の執着を満足させる方法のそれぞれが4種に分類可能であり、タントラ4種はそれぞれに対応するためにあるのだと説く<ref name="tachi110"/>。
13世紀、チベットの大学者プトゥンは、4種タントラが、断じるべき執着、インドの社会カースト、断じるべき煩悩、修行者の能力、一時的な薫習、時代を考慮して分類されていると述べている<ref name="tachi110"/>。
14世紀、インドからチベットに渡来したツォンカパは、『真言道次第大論』の中で顕教と密教を比較解説し、ソナムツェモの解説に対する批判を試みている。ツォンカパは『サンプタ・タントラ』に「笑う、見る、手と手を繋ぐ、抱く」の4種の煩悩があるとされていることを根拠に、これらの煩悩を菩提への道として転用するためにタントラが存在するのだと説く<ref name="tachi110"/>。
(出典:Wikipedia)
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