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3.紙幣にまつわるエピソード
- アメリカ合衆国では かつて500ドル(マッキンリー肖像)、1,000ドル(クリーブランド肖像)、5,000ドル(マディソン肖像)、10,000ドル(チェース肖像)、100,000(十万)ドル(ウィルソン肖像)の高額紙幣が発行されていた。
- このうち100,000ドル紙幣は金証券であり流通用紙幣ではなく、専ら連邦準備銀行と連邦政府との間の決済にのみ用いられ、一般市民が合法的に所持できる機会はなかった。
- 一方500ドルから10,000ドルまでの紙幣は連邦準備紙幣(Federal Reserve Note)としても発行され、これらは法的には有効な紙幣(legal tender note)であるが、発行は1945年(タイプはシリーズ1934)が最後で、1969年には流通停止になっている。10,000ドル紙幣のうち100枚は、ラスベガスの老舗カジノ「ホースシュー・クラブ」に集められ店頭で展示されていたが、2000年頃の同店の経営悪化により散逸した。1 23
- アメリカのドル紙幣は、裏面の色からグリーン・バックス(緑背紙幣-greenbacks)と呼ばれているが、かつて発行されていた金証券(兌換金券)は裏が黄色で金貨の絵が描かれていたことから、イエロー・バックスと呼ばれていた。
- アメリカのドル紙幣は、肖像に合衆国の歴代の大統領が用いられている。そのため、スラングで(主にヒップホップのライムとして)『デッドプレジデント(死んだ大統領)』と呼ばれることもある。
- ユーロ通貨はコインは各国で様々なデザインの物が流通しているが、紙幣は同じデザインである。しかし紙幣に付いている記号番号の先頭のアルファベット文字で発行国がわかるようになっている。
- 女性の肖像が日本銀行券の表に初めて登場したのは、樋口一葉像の5,000円紙幣だが、日本の紙幣に登場した女性肖像の最初の例は、1881年(明治14年)から1883年(明治16年)にかけて発行された改造紙幣(大日本帝国政府紙幣)に採用された神功皇后である。なおこの肖像は当時お雇い外国人で来日していたエドアルド・キヨッソーネによる創作であり、印刷工場で働いていた女中をモデルにしたといわれている。
- 現在事実上流通している紙幣ではシンガポールの10,000ドル(日本円で590,000円相当=2009年2月4日現在)が実質的な価値として世界最高額の紙幣といわれている。
- 流通する可能性のある紙幣としては、スウェーデンにも10,000クローナ(発行当時日本円で約65万円相当)の高額紙幣があった。
- 現在広く流通しているという意味では、500ユーロ紙幣(日本円で57,000円相当)やスイスの1,000フラン紙幣(日本円で77,000円相当)が高額紙幣の代表として挙げられる。これらの紙幣はシンガポールの10,000ドル紙幣のように、一般人が手にすることの事実上無い紙幣と異なり、旅行者も普通に手に出来るものである。
- 2009年現在有効な最高額面の紙幣は、アフリカ南部のジンバブエ共和国が2009年1月中旬から2月初頭にかけて発行を行っていた10兆ジンバブエ・ドル紙幣である(2009年2月1日時点での実質的な貨幣価値は、日本円で約220円程度)。経済が崩壊状態となり、年間インフレ率が2億3100万%(897垓%という試算もある)という世界最悪のインフレが続いている同国では、2008年5月から桁数が億ドル単位の超高額面紙幣の発行が開始され、2008年7月には当時としては同国史上最高額面の紙幣となる1000億ドル紙幣が登場した。その後、1000億ドル紙幣の発行開始からわずか2週間後の2008年8月にデノミネーションが実施され、桁数を10桁切り下げた新紙幣(旧100億ドル=新1ドル)の流通が始まったため、旧1000億ドル紙幣も2008年12月をもって失効した。しかし、デノミネーションが実施された後もハイパーインフレは全く収まらず、新紙幣でも10兆ドル紙幣や500億ドル紙幣などといった超高額面紙幣の発行が繰り返されたため、10兆ドル紙幣の発行開始から約2週間後の2009年2月2日に再びデノミネーションが実施され、桁数を12桁切り下げた新紙幣(旧1兆ドル=新1ドル)の発行が開始された。なお、10兆ドル紙幣の発行開始と同時に100兆ドル紙幣や50兆ドル紙幣なども印刷され、政府系新聞などで見本が公表されていたが、デノミネーションの再実施が行われたため、これらの紙幣が一般に流通することは無かった。
- ジンバブエ以外では、トルコ共和国中央銀行が2001年に発行した2,000万トルコリラ(1,521円相当=2005年1月3日現在)が現在有効な高額面紙幣の例として挙げられる。しかしトルコでは、2005年1月1日に100万分の1デノミネーションが実施され、トルコリラは6桁切り下げられた。新しい通貨を新トルコリラといい旧トルコリラと区別される。それに伴い時期を同じくして新トルコリラ紙幣(銀行券)が発行された。旧トルコリラ紙幣は2015年末まで有効かつ新紙幣に引き換え可能である(2016年1月1日に失効)。
- 1946年にハンガリーで印刷された10垓ペンゲー紙幣(1021、紙幣には10億兆)が印刷された紙幣では歴史上最高額面紙幣である(ただし発行はされていない)。発行された紙幣としては1垓ペンゲー紙幣(1020、紙幣には1億兆)が最高である。
- 以下のリンクにアクセスすると、紙幣の動向を見ることが出来る。
- (世界の紙幣)世界の現行紙幣図鑑
- (米ドル)Where's George?
(出典:Wikipedia)
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