現在、浄瑠璃音楽として残っているものは、義太夫節(丸本歌舞伎専用の義太夫を特に「竹本(チョボ)」と呼ぶことがある)、常磐津節、清元節、それに河東節、一中節、宮薗節(河東節、一中節、宮薗節に上方地歌の系統を引く荻江節を加えた4種を「古曲」と総称する)、新内節、富本節の8種である。このほか半太夫節と外記節が河東節に、大薩摩節が長唄に、豊後節から分かれた繁太夫節が地歌に、それぞれ吸収されて特殊な一部分として残存している。