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3.犯行
1995年3月20日は平日の月曜日で、事件はラッシュアワーのピーク時に発生した。霞ヶ関の官公庁は普段は午前9時30分頃に出勤することが殆どである。しかし、月曜日だけは朝早くに朝礼があるところが多い。また、8時という早い時間を狙ったのはそういう官公庁の内部を知っている者が犯人の中にいたからではないかと推測できる。
液体のサリンはビニール袋に入れられた上で聖教新聞としんぶん赤旗の新聞紙に包まれていた。この新聞の読者は、ほぼこれを発行している団体の構成員(聖教新聞は創価学会、しんぶん赤旗は日本共産党が発行)に限られるため、濡れ衣を着せ、一時的にでもオウムへの矛先をそらすためだったと思われる。各実行犯は、およそ1リットルのパック2つを運び、林泰男だけが3パックを携帯した<ref>日本テレビ「緊急報道ドラマスペシャル オウムVS警察 史上最大の作戦」より</ref>。
犯人は割り当ての列車に乗り込み、乗降口付近で先端を尖らせた傘を使い、袋を数回突いた後に列車を降り、共犯者の待つ自動車で逃走した。営団地下鉄は、毎日数百万の乗客を輸送し、ラッシュアワー時は非常に混雑するため、車両間を移動することは大変困難であった。
この事件は麻原が首謀し、村井秀夫が総括指揮を担当し、井上嘉浩が現場調整役を務めた。サリンは遠藤誠一、中川智正、土谷正実の三人が生成したものが使われた。サリン散布役は5人選出されたが、林郁夫のみ麻原が選出し、残り4人は村井が選出した。5人のサリン散布役にはそれぞれ車の送迎がついた。
(出典:Wikipedia)