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1.生涯
1.1.アウグストゥスの継子時代
ロードス島隠遁
ティベリウスはウィプサニアとの離別を深く悲しんだがユリアとの結婚を当初は受け入れた。しかしやがて夫婦仲は悪化し、その他様々な理由から紀元前6年、ティベリウスはロードス島に隠棲する。動機としては分からないが、以下の事が可能性として挙げられている。
- アウグストゥスの政治的な戦略の相違。ゲルマニアに進軍するアウグストゥスの戦略をティベリウスは疑問視していた。またアウグストゥス自身も軍事に明るくはなく、逆にゲルマニア遠征の総司令官を勤めていた経験からティベリウスは軍事に精通し、ゲルマニア制圧の困難さを身をもって実感していた。しかしながら継子の立場からアウグストゥスの方針に意見は言いづらく、軍事部門で唯一アウグストゥスに対等に意見を述べる事ができた側近のアグリッパは既に他界していた。またアグリッパと並ぶ側近であったガイウス・マエケナスも他界して、クッションとなる第三者がいなくなってしまった。
- 妻ユリアの不仲。これは分かりやすく、一般のローマ市民からもそのような印象があったものと思われる。
- アウグストゥスがティベリウスを通り越してガイウス、ルキウスの2人を後継者に定めた事。すなわち彼の権力がこの2人が成人するまでとなる。
ティベリウスは前妻ウィプサニアに未練があり、またユリアとは努力では埋まらない溝があった。後継者にしたガイウスとルキウスはこの時点ではまだ10代、いずれにせよ、彼がロードス島に隠遁してしまった事により老年のアウグストゥスの継承問題は一気に吹き出る事になる。このロードス島の隠棲の間にユリアは姦通罪に問われてティベリウスと離婚させられローマから追放された。
(出典:Wikipedia)
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