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7.問題の指摘
7.3.問題を指摘された発言
- 原子爆弾の保有・使用
- 2002年2月、早稲田大学での講演会(非公開)における田原総一朗との質疑応答で、「小型であれば原子爆弾の保有や使用も問題ない」、と発言したと『サンデー毎日』 (2002年6月2日号)が報じて物議を醸したが、安倍は同年6月の国会で「使用という言葉は使っていない」と報道の間違いを指摘し、政府の“政策”としては非核三原則により核保有はあり得ないが、憲法第九条第二項は、国が自衛のため戦力として核兵器を保持すること自体は禁じていないとの憲法解釈を示した岸内閣の歴史的答弁(1959年、1960年)を学生たちに紹介したのであると説明した<ref></ref>。
- 民主党を「中国の拡声器」
- 2002年5月19日中国・瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件に関して、テレビ番組において民主党を「中国の拡声器」と呼んで中傷した。安倍は、2日後の5月21日、参議院外交防衛委員会において、民主党の激しい反発にあい、発言を撤回した。
- 土井たか子と菅直人に対し「マヌケ」
- 2002年10月19日広島市・岡山市の講演において「1985年に韓国入国を図り逮捕された辛光洙(シン グァンス)容疑者を含む政治犯の釈放運動を起こし、盧泰愚政権に要望書を出した人たちがいる。それが土井たか子、あるいは菅直人だ」「この2人は、スパイで原さんを拉致した犯人を無罪放免にしろといって要望書を出したという、極めてマヌケな議員なんです」と発言した。この発言は両議員から抗議を受け、同月21日の衆院議院運営委員会の理事会で取り上げられ、社民党の日森文尋衆院議員が抗議した。また、土井党首も記者団に「人格とか品格の問題にかかわる」と不快感を示した。結局、安倍が自らの発言を「不適切」と認めたことで、同月25日の衆院議院運営委員会の理事会にて決着した。大野功統委員長が安倍に「適切さを欠く表現があったと思われるので注意して欲しい」と伝え、 安倍は「官房副長官という立場を考えると、不適切な発言だったので、今後十分注意する」と述べたという。 その後、大野委員長が、このやりとりを理事会で報告し、民主、社民両党も了承した<ref>『朝日新聞』 2002年10月26日付</ref>。
- カタカナ語
- 所信表明演説や施政方針演説において「カタカナ語」を使い過ぎているとの指摘を受けた<ref>「ゲートウェイ」、「グランドデザイン」、「リバースモーゲージ」、「ホワイトカラー・エグゼンプション」、「新健康フロンティア戦略」、「イノベーション」、「セーフティーネット」、「パートナーシップ」、「バイオマス」、「アイデンティティー」など所信表明演説では109語、施政方針演説では90語の「カタカナ語」を使った。</ref><ref>『朝日新聞』(2007年1月22日付夕刊) コラム「窓」</ref>。
- 漢字一文字で「責任」
- 2006年末に記者から「今年を漢字一文字で表すと?」と質問された際に、「それは…『責任』ですかね」と、二文字の漢字を解答した。
- ときわ台駅での警察官の殉職
- 東武東上線ときわ台駅で自殺しようとした女性を救おうとして殉職した、警視庁板橋署の巡査部長を2007年2月12日夜に弔問した際、故人の勇気ある行為を讃えるコメントで、名前を2度にわたって間違えた<ref></ref>。首相公邸連絡調整官(妻・昭恵の補佐員)と混同したのでは、と言う声が上がっている。これについて、作家の吉川潮は産経新聞のコラムで「『名前ぐらい、ちゃんと覚えて行け!』と叱りたくもなる」「総理の人間性にも問題があるのではないかと思ってしまう」と批判をしている<ref>コラム・断「殉職警官のフルネーム」『産経新聞』 2006年2月18日付</ref>。
- 長崎市長射殺事件
- 2007年。</ref>。
- 石川遼
- 2007年5月23日、「安倍首相自身が『会ってみたい』と対面を希望し」<ref>「ハニカミ便乗? 安倍首相たしなめられた」『スポーツニッポン』2007年5月25日。</ref>ていた杉並学院高等学校の石川遼との会談が実現し、安倍は総理大臣官邸にて揮毫を手渡した。しかし、石川は5月25日から中間テストを受ける予定であり、大事な時期に総理大臣官邸に呼びつけた安倍に対し批判がなされた。さらに、参議院議員選挙に向けた話題づくりとして、投票権すらない高校生を利用してよいのかといった指摘がなされた。この問題に対し、直木三十五賞を受賞した作家の重松清は「『教育』を政策の柱に掲げる首相が、平日に高校生を官邸に呼びつけるというのは、やはりスジが通らない」<ref name=shigematsu>重松清「シゲマツ解説委員長が斬るニュースの読み方アソビ方――安倍首相『ハニカミ王子』と対面――参院選の話題作りがミエミエ」『夕刊フジ』11543号、産業経済新聞社東京本社、2007年5月27日、5面。</ref>と批判し、安倍が「真実一路」と記された色紙を石川に渡したことについて「この言葉を真に渡すべき相手、他にいるんじゃないですか?」<ref name=shigematsu/>と評した。ちなみに、「真実一路」とは、安倍内閣の農林水産大臣でさまざまな不祥事が指摘された松岡利勝の座右の銘でもある。
- 松岡利勝の自殺
- 松岡利勝農水相自殺に関して、「慚愧に堪えない」(恥ずかしくて仕方がない)とコメントした。首相周辺は「こういう結果に至ったことへの自らの責任を、この言葉に込めた」<ref>「かばった末首相沈痛――『任命責任重さ感じる』――政権への影響『大きい』」『朝日新聞』43508号、朝日新聞東京本社、2007年5月29日、2面。</ref>と解説しているが、メディアなどで不適切なコメントだと批判され、「慚愧」の意味を取り違えていたのではないかと推測されている。また、同時に「捜査当局から『松岡大臣や関係者の取り調べを行っていたという事実もないし、これから取り調べを行うという予定もない』と発言があったと聞いている」などとコメントし、捜査当局から首相官邸に連絡があったかのようなコメントであるとして話題になった。
- 2007年の参議院選挙
- 2007年参院選期間中の講演等で「(今回の選挙で)私と小沢さん、どちらが首相にふさわしいかを国民に問いたい」といった発言を繰り返した。選挙の結果、自民党は惨敗したが首相続投を表明し、自民党内からも批判の声が相次いだ。
- 2008年の衆議院補欠選挙
- 2008年4月、山口県第2区の衆議院議員補欠選挙にて、岩国市で山本繁太郎を支援する演説を行った際に、光市母子殺害事件の被害者家族について「光市の街頭演説には本村さんがいらっしゃいました。本村さんは私に『頑張ってください、山本さん(自民党公認候補)を応援しています』とおっしゃった。本村さんは山本繁太郎さんに賭けたのです!」<ref>「安倍前首相『政治利用』に光市母子殺害本村さんが絶句」『週刊文春』50巻19号、文藝春秋、2008年5月15日、161頁。</ref>と発言した。さらに、犯罪被害者支援問題について「お嬢さんを無惨に殺された本村さん。そのお嬢さんの遺影を持って私の所にやってきて『どうか安倍さん、この法律を通してください』と涙ながらに訴えたのです!」<ref name=bunshun20080515162>「安倍前首相『政治利用』に光市母子殺害本村さんが絶句」『週刊文春』50巻19号、文藝春秋、2008年5月15日、162頁。</ref>と発言した。
- しかし、本村洋は「演説で名前を出されて本当にビックリしました。(山本候補を応援した事実は)まったくありません」<ref name=bunshun20080515162/>と否定しており、犯罪被害者支援問題についても「陳情したのは私ではない。遺影とかは出していませんが、小泉総理にお願いに行ったことはあります。安倍さんには光市での演説のときに初めて(聴衆の一人として)お会いしました」<ref name=bunshun20080515162/>と説明したうえで、安倍の演説について「私がいないところでそういう発言をされたことはどうかと思います」<ref name=bunshun20080515162/>と語っている。
- 安倍晋三事務所では「『お嬢さんを殺されたお母さん』と明確に述べたのであって、本村氏のことを述べたものではありません」<ref>衆議院議員安倍晋三事務所『株式会社文藝春秋「週刊文春」編集部』。</ref>。
(出典:Wikipedia)
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