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11.文化
11.2.宗教
台湾では政教分離を基本とし、また中華民国憲法(第二章第十三条)により宗教信仰の自由が保障されているため、国内では各種宗教が自由に存在している。
台湾における宗教は、特に仏教・道教・儒教の三大宗教が漢民族の間で盛んであり、人々は今日でも宗教と深くむすびついている。仏教は仏光山と慈済と法鼓山と中台禅寺の4宗派が優勢であり、道教系は疫病の神・王爺や海の女神・媽祖に対する信仰が多い。また、儒教の創始者である孔子も「学問の神」として崇められており、台湾各地に孔子を祭る孔子廟が設置されている。
ただし、仏教・道教・儒教の区分は大変あいまいで、相互に強く影響を受け合っていることから、各地にある廟では各宗教の神々が合祀されていることが珍しくない。そのために、漢民族の宗教生活は各宗教が混合されており、人々はそれぞれの状況に応じて参拝する神々を変えている。なお、台湾にも少数ながらキリスト教やイスラーム教の信者も存在している他、原住民の間では21世紀初頭でもなお伝統的なアニミズム信仰が行なわれている。
宗教も文化と同様に、の一種)も健在であり、媽祖の誕生祭を始めとする各種宗教儀礼に参加している。
葬儀や婚礼も大掛かりであり、特に葬儀では楽隊による行進が行われる場合もある。
なお、政府に正式に登録されている宗教は以下の9つであり、これらはまとめて九大宗教といわれている。
- 仏教 - 信徒数:約4,856,000人(1993年の各宗教団体提出による政府統計。以下の各宗教の信徒数も同じ)。
- 道教 - 信徒数:約3,637,000人(1993年)。
- 天主教(ローマ・カトリック)- 信徒数:約296,000人(1993年)。
- 基督教(天主教以外のキリスト教)- 信徒数:約422,000人(1993年)。
- 回教(イスラム教)- 7世紀のアラビア半島で生まれた宗教で、台湾島にはマレーシア経由で日本統治以前に伝来した。信徒数は約50,000人(1993年)。
- 天理教 - 日本で創設された宗教で、台湾島には1896年に伝来した。信徒数は約29,000人(1993年)。
- 理教 - 明末の中国で創設された宗教で、観音菩薩を主神としている。信徒数は約129,000人程度(1993年)。
- 軒轅教 - 1951年に台湾で創設された道教系の宗教で、台北市に総本部がある。信徒数は220,000人程度(1993年)。
- 巴哈尹(バハイ)教 - 19世紀半ばにイランで創設された宗教で、1961年に台湾に伝来した。台湾南部を中心に布教しており、1991年以前は大同教と称されていた。信徒数は14,000人程度(1993年)。
(出典:Wikipedia)