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7.地域
7.4.地域的特徴
北部(1875年5月6日までの茨城県)と南部(旧印旛県北西部、旧新治県北部)では、地域色が異なっており、県庁所在地など北部では人口の減少し、逆に南部の人口が増加傾向にある格差を「南北格差」又は「南北問題」と呼ぶ事がある。旧新治県でも、国道51号沿線と国道6号沿線とでは、経済的基盤も異なっている。
- 北部
- 水戸を中心にした地域で車のナンバーは水戸である。
- 戦国時代は佐竹氏の領土で、江戸時代には水戸藩の領土に属した。
- 日立市、ひたちなか市およびその周辺には、日立製作所関連の工場が多く存在する。地元の人は、日立市という地名と区別するため、日立製作所は「日製」と呼ぶ場合が多い。
- 人口減少や大型店の撤退などが相次いでいる。又、山間部には過疎地域も存在し、年々増加する傾向にある。これは、東京一極集中などの影響で青年層が都市部へ流出していることが原因の一つだと見られている。
- 利用者の減少が続いていた日立電鉄線が、設備更新の経費増大などを理由に廃線となった。
- 東海村や大洗町周辺は、東海第二発電所を初め、原子力関連施設が集中する地域の一つである。
- 久慈川以北の沿岸部では、方位を指す際に、「海側・山側・水戸側・平側」と呼ぶ事もある。
- 南部(県南地域)
- つくばを中心とした地域。かつては土浦が中心的役割を担っていた。県南地区と呼ばれる。
- 1875年5月6日まで「千葉県(旧印旛県)」もしくは「新治県」の一部で、常磐線・つくばエクスプレス・国道6号・国道294号の沿線。
- 平安時代には平将門の地盤となった地域で、かつては守谷藩、谷田部藩、牛久藩、柿岡藩、常陸北条藩、土浦藩、江戸崎藩、龍ヶ崎藩、志筑藩 、玉取藩、小張藩、常陸古渡藩、片野藩の領土に属した。
- 水郷筑波国定公園の一角で、筑波山を望む地域である。
- 立地上、南側志向が強い地域で、千葉県や東京都及び埼玉県との繋がりが深い一方で、北部(水戸など)との繋がりは浅い。2005年夏につくばエクスプレスが開通したほか、圏央道の整備が進んでおり、都市化や東京のスプロール現象を受けて、大規模なニュータウンの造成や、大型店進出、人口増加が続いている。
- 県外からの転入者が多くを占めている外に、古くからの地元民にも、東京都内や千葉県などへ通勤・通学する人が多い。逆に、千葉県東葛地域などから茨城県南部への昼間人口移動も活発である。この為に、千葉県と相互に強い影響を及ぼしあっている茨城県の地域という意味で、「ちばらき」とも言われ、またときに揶揄されている。
- 近年に茨城県南西部に転入して来た住民は、ニュータウンの造成などによる転入が特徴的で、東京都内に通勤・通学する住民が多く、地元への定着性も低い。消費活動も通勤・通学先で行われる傾向があり、特に東京都区部に通勤・通学する住民は、「茨城都民」と諷刺される事もある<ref name="asahi20050902">「「茨城都民」はどう動く 知事選との同日選」asahi.com 2005年09月02日</ref>。
- 国政選挙の投票率は県内最高位だが、県知事選挙の投票率は県内最低位である。この現象を、一部の全国紙ローカル面では「県南現象<ref name="asahi20050902"/>」・「県南問題」と呼ぶ事がある。
車のナンバーはつくば市、守谷市、つくばみらい市がご当地ナンバーのつくばナンバーであり、それ以外は土浦ナンバーである。
- 南東部(鹿行)
- 鹿嶋を初めとする地域。1875年5月6日までは「新治県」の一部で、大洗鹿島線・鹿島線・国道51号の沿線。
- 昨今は治安の悪化が著しく、神栖市を中心に警察署新設運動が持ち上がっている<ref>http://www.city.kamisu.ibaraki.jp/07_government/_hisho_koutyou/0702-29.htm</ref>(http://www.city.kamisu.ibaraki.jp/07_government/_hisho_koutyou/0702-29.htm</ref>);。
- Jリーグ・鹿島アントラーズの地盤であり、その本拠地たる鹿嶋にはサッカーが定着している。さらに、鹿島学園高等学校は高校サッカーにおいて全国的知名度が上がってきている。
- こちらも水郷筑波国定公園の一角で、筑波山を望む地域である。水郷(あやめ園)や鹿島神宮など観光名所が多くある。
- 旧新治県の一部ではあるが、県南(土浦以南)とは性格が違う。車社会であるため、自動車が必須アイテムとなる。東京へ行く際の公共交通機関は、主に鹿嶋・潮来・鉾田市民は鹿島線、大洗鹿島線か高速バス「かしま号」を、神栖市民は「はさき号」を、行方市民のうち旧麻生町及び旧北浦町民は「あそう号」、旧玉造町民は路線バスもしくは自家用車で、石岡駅もしくは高浜駅に行き、常磐線を利用する。車両のナンバーが水戸であり、大洗鹿島線で繋がっている水戸市や、後述するとおり利根川の対岸である千葉県と交流が盛んである。
- 千葉県の国道51号沿線(成田、千葉市など)や総武線沿線(銚子など)との繋がりが深い(主に鹿嶋・潮来)為に、こちらも「ちばらき」と諷刺される事もある。
- 農業では、鉾田市(主に旧鉾田町及び旧旭村)が遠州灘沿岸(静岡県西部と愛知県東部)と列ぶメロンの大産地である。又、鹿島臨海工業地帯が造成されて以降は、臨海工業地域になっている。
- 西部(県西地域)
- 古河や筑西を初めとする地域。旧猿島郡や旧真壁郡に相当する。
- 古河は宇都宮線の沿線なので、埼玉県や栃木県、はたまた「両毛県」の一部だと誤認される事も多い。
- 結城も新4号国道が通っている為、埼玉県・栃木県・両毛との繋がりが深いのに対して、常磐線沿線との繋がりは浅い。
- 国県の出先機関が集中する筑西も栃木県との境にあり、県庁所在地の水戸方面との繋がりは浅い(自動車・鉄道とも栃木県の県庁所在地宇都宮市の方が、水戸よりもはるかに近い)。
地域格差を解消するための施策として、県では、2006年から2010年度までの5ヶ年計画で、鹿行・県南・県西の各地域を「南部広域連携圏」とし、県北山間・県北臨海・県央の各地域を「北部広域連携圏」に分けた展開の方向性を示している。「南部圏」は、南関東との更なる連携を強める交通インフラに重点を置いた地域造りを、「北部圏」は、北関東における物流拠点や先端産業拠点と、東京圏に依存しない広域交通基盤の整備を目指している。 また、県庁内に、県北地域の振興を専門に行なう県北振興室が新設され、県北地域振興を担う(財)グリーンふるさと振興機構とともに、「いばらき さとやま生活」と名付けた主に団塊世代をターゲットにした移住・二地域居住など、県北地域でのゆったりと豊かなライフスタイルを発信、推進している。
今後は、東京都心に近く人口増加傾向の南西部の発展が続くと予想されている。逆に北部は過疎地域が増加する傾向にあるため、衰退の可能性も孕んでいる。
(出典:Wikipedia)
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