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2.駆逐艦による輸送

通常、物資の輸送には低速だが大量輸送が可能な輸送船を用いる。しかし、太平洋戦争時、日本海軍は制空権を持たない戦場(主に南方の島嶼部)へ輸送を行うために駆逐艦を用いた。

これは、輸送船を用いて輸送を行うと、輸送量は多いものの、その機動性が悪く、速度も遅いため、輸送途中に敵機に発見・撃沈されてしまうためである。その点、高速な駆逐艦を用いることにより、輸送途中に敵機に発見される可能性は減少した。ただし、駆逐艦は艦体が細長く、大量の物資を運ぶことはできなかった。この輸送法は、ガダルカナル戦ニューギニア戦で多用され、特にガダルカナル戦では、陸軍が撤退するまでかなりの期間続けられた。

方法としては、日没後に敵哨戒機索敵圏内に侵入し、予め示し合わせておいた海岸に接近、駆逐艦から補給物資を詰め込んだドラム缶などを海中に投入する。あとは潮の流れで陸地に打ち寄せられたドラム缶を待機していた陸上部隊が回収するのである。そしてできうる限り、帰り際に敵基地や飛行場を砲撃し、夜間に敵哨戒機索敵圏外に脱出していた。この夜中に敵の目を盗んでコソコソ輸送することから、これを日本側は鼠輸送(ねずみ輸送)と呼んだ(米軍は''と呼称した)。しかし敵に遭遇した際には魚雷を発射するために物資を破棄するなど、任務を果たせないこともあった一方、駆逐艦の損害も大きかった。

日本海軍は後に駆逐艦をベースにした一等輸送艦を生み出している。一方のアメリカでも高速輸送のメリットを認め、建造中の新鋭艦や就役済の旧式艦などを改装した高速輸送艦多数を完成させ、比島攻略戦などに投入している。

(出典:Wikipedia)

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