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3.主な登場人物
3.1.袖付き(ネオ・ジオン残党軍)
- フル・フロンタル
- ネオ・ジオン軍の首魁(宇宙世紀0096時点)。大佐(正式な階級かは不明)。「シャアの再来」と呼ばれる仮面をつけた謎の男。「丸裸」を意味するその名とは裏腹に、謎めいた言動でバナージ達を翻弄する。赤いモビルスーツ・シナンジュを駆り、赤い彗星の名に恥じぬ神業的なモビルスーツの操縦や高いカリスマ性を持ってネオ・ジオン残党を糾合し、地球連邦軍と宇宙世紀の根幹に関わる「秘密」を巡り争奪戦を繰り広げる。
- 素顔や口調はシャアに酷似しており、その声もシャアの記録映像を見たことのあるネェル・アーガマ艦長オットーをして「そっくり」と言わしめる程に似ている。額にはシャアが一年戦争終盤アムロによってつけられた傷と同様の傷跡がある。その言動から、フロンタル本人の正体はともかく、過去にガンダムタイプのモビルスーツと交戦したことがあることがわかる。フロンタル本人はシャア・アズナブルを「敗北した人間」と称する。ラプラスの箱を奪取して取引材料に用い、ジオン共和国の自治権放棄を延期する間に外交を駆使してコロニー共栄圏構想を推し進め、経済的に地球を孤立させる事で地球に住む人々を棄民にしようと目論む。ラプラスの箱の中身に関心はなく、シャアを含めジオンやネオ・ジオンを率いてきた人物たちのように乱暴な手段を用いてでも、スペースノイドの独立や救済を図ろうといった意志や情熱もない。目的の為ならば俗人に迎合し、他人を踏みつけにすることを厭わない極めて冷めた政治観と野心を持つ「亡霊」。
- アンジェロ・ザウパー
- ネオ・ジオンのMSパイロット。大尉。19歳。フロンタル親衛隊隊長でフル・フロンタルに心酔しており、ミネバからも「危険な男」と称される存在。シナンジュとの連携を前提にカスタムされた専用ギラ・ズールを駆る。その後、ギラ・ズールに替わりズール系のフレームにシナンジュの予備パーツを使用して建造されたカスタムモビルスーツ、ローゼン・ズールに搭乗する。ラプラスの箱争奪戦でバナージと対峙する度にユニコーンの攻撃で仲間を失い、バナージに執着を見せるフロンタルの態度から、バナージ個人を憎悪するようになる。その過去には男娼として客を取らされていたらしく、それをフロンタルに助けられたようだ。幼少の頃はジンネマン一家と同じくサイド3の都市グローブに住んでいた。
- スベロア・ジンネマン
- 「袖付き」と呼ばれる反連邦組織に属する偽装貨物船ガランシェールの船長。大尉。54歳。ヤクザな雰囲気を漂わせる、一年戦争以前からジオン軍に所属する歴戦の勇士。部下からは「キャプテン」と呼ばれ慕われている。アフリカ戦線で終戦を迎え捕虜生活を余儀なくされる。その頃、妻子の暮らすサイド3の都市グローブは連邦占領軍による殺戮と陵辱により「公衆便所」と化していた。拭えぬ憎しみから復讐心の虜となり収容所時代の部下たちと共に軍人として戦い続け、陵辱の記録であるグローブのビデオを取引する闇ルートを虱つぶしに壊滅させていたが、その過程で男共の慰み者として心身共にボロボロにされたプルトゥエルブと出会う。傷ついた彼女の庇護者となり、亡くなった実娘の名マリィを与えたものの再び奪われることへの恐怖と悔恨から「マリーダ・クルス」という忠実な部下として扱ってきた。第一次ネオ・ジオン抗争以後はジオンの「姫様」であるミネバを守り続けてきた。インダストリアル7襲撃以降はラプラスの箱を巡る戦いに参加し、ラプラスの鍵でありユニコーンの乗り手となったバナージと運命を共にする。対立や葛藤を乗り越えて父子にも似た感情を共有するようになった二人は命懸けでマリーダを救出し、ガランシェールで地球を離れる。生き残ったクルーとともにかつての敵艦ネェル・アーガマに身を寄せ、ラプラスの鍵として光を求めるバナージとミネバに協力するようになったかに見えたが、根深い対立を乗り越えるには至らず隙をついてネェル・アーガマを強奪し、ジオン共和国軍とフロンタルを受け入れる。しかし、ミネバとの交渉で遂に明らかになったフロンタルの真意に落胆させられる。ミネバの導きによりネェル・アーガマのクルーによる艦の再奪取後、死を決意し、旧知のガエルに引導を頼むが断られる。
- マリーダ・クルス
- 「袖付き」のガランシェールに搭載されているMS「クシャトリヤ」の女性パイロット。中尉。18歳。長い栗色の髪と蒼い目を持ち、強靭な肉体と鋭い洞察力を持つ強化人間。船長のジンネマンを「マスター」と呼び、彼の命令には忠実に従う。
- 実は『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したエルピー・プルのクローンの一人であり、「プルトゥエルブ」として出生した。第一次ネオ・ジオン抗争の最中、グレミー・トトによって覚醒させられ先に目覚めた姉妹達と共にネオ・ジオン軍のMSパイロットとして戦う。宇宙世紀0089年1月17日、キャラ・スーンとの戦闘で姉妹達が墜とされていく中、一人臆し、生き延びるも脱出ポッドを回収した男に娼館に売られ、以後数年間娼婦として客を取らされ続ける。後にジンネマンに保護されるが、その身体は妊娠・堕胎・客の倒錯行為により著しく消耗しており、女性としての機能も破壊されていた。
- パラオ攻略戦でユニコーンを駆るバナージと相見えるが、NT-Dを発動したユニコーンに自機のファンネルのコントロールを奪われ撃墜寸前に追い込まれる。が、すんでの所で二人は精神感応を起こし意識を共有。バナージは攻撃を停止し、クシャトリヤと共にネェル・アーガマに収容された。その後、重力化で評価試験を受けていたRX-0二号機バンシィの検体となるべくビスト財団により地球に移送されるが途中ガエルの襲撃を受けたアルベルトを庇った。オーガスタ研究所で再調整され、アルベルトをマスターとしてバンシィを駆る。ダカールの戦闘で消耗していたバナージを倒してユニコーン捕獲に成功する。光(母性)を奪ったガンダムへの憎しみからバナージとユニコーンを敵視するが、トリントン襲撃の隙をつき脱走したユニコーンとガルダ追撃戦で交戦する。ジンネマンの再三の説得やバナージとの交戦で精神に変調を来たし暴走。サイコフレームの共鳴現象から発生するサイコフィールドによりガルダをズタズタに破壊する。ガルダ格納庫での死闘で憎むべきガンダムに乗っている自分に気づいてしまい意識を消失する。バナージとジンネマンにより救出され、ネェルアーガマに収容されハサンの治療を受けるが意識は回復しなかった。ガランシェール隊によるネェルアーガマ強奪とフロンタルの脅迫で危機に陥ったミネバの求めで覚醒し、ミネバと共にクシャトリヤを起動させてバナージの窮地を救い、ジオン軍人としての復讐心とフロンタルへの落胆の板挟みで思考停止に陥っていたジンネマンを救う。
- ギルボア・サント
- ジンネマンの腹心的存在。妻と三人の子供を持っている。パラオではジンネマンの頼みでマリーダを居候させており、捕らえられたバナージの面倒も見ることになった。一年戦争の際に連邦軍の捕虜となるも、ジンネマンによって収容所から救出された過去を持つ。ダグザの死により暴走したバナージがガランシェールを撃とうとした際、バナージを止めるためギラ・ズールで体を張って阻止しようと試みるが果たせず、ライフルに貫かれ死亡する。
- マハディ・ガーベイ
- 「ドバイの末裔」たるガーベイ一族の長。58歳。精悍な顔とギロリとした冷たい瞳、印象的な口髭。イスラム教徒だが白人社会に溶け込み太陽光発電を基幹産業とする巨大企業ガーベイ・エンタープライズの会長というのが表の顔である。裏では反連邦の志を掲げ、ジオンやネオ・ジオンのシンパとして活動を援助してきた。その見返りとしてネオ・ジオンが開発を断念したモビルアーマー、シャンブロの設計図を入手し、巨費を投じて完成させていた。白人と白人社会を憎悪し、彼らの信ずる神を殺した連邦政府に復讐心をたぎらせ機会を狙っていた。ダカールにおけるラプラスプログラムの発動に協力するためフロンタルに接触。しかしこれは口実であり、白人社会の象徴たる連邦政府の首都ダカールの壊滅そのものが目的であった。三人の子とともにシャンブロに乗り込み狂気の破壊と殺戮を繰り広げ、私怨のため作戦とは無関係なホテルの破壊を命じたりもしている。しかし、父の狂気に反抗した娘ロニが銃を手に止めようとしたためこれを射殺。リフレクタービットの防御力を失ったシャンブロはユニコーンとデルタプラスの一点突破攻撃により敢えなく撃破された。
- ロニ・ガーベイ
- マハディの娘。18歳。褐色の肌にウェーブのかかった黒髪、エメラルドの瞳を持つ美少女。ダカールを訪れたバナージとジンネマンの案内役となった。聡明でシニカル、体制に極めて批判的で父の思想に共鳴するところが大きいものの、子供好きで心根の優しい面も持つ。ユニコーンの乗り手であるバナージの真っ直ぐな感性に共鳴し互いに好意を寄せあっていた。しかし、彼女はモビルアーマー、シャンブロの守りの要であるリフレクタービットをサイコミュ制御するパイロットの一人。ラプラスプログラム発動のため、父や兄たちと共にダカールの街を火の海に変える。しかし、阿鼻叫喚の地獄絵図をサイコミュで受信し続けたことで耐えきれなくなり、殺戮に酔いしれる父を止めようとして逆に殺される。彼女の遺志がバナージを導きシャンブロを止めさせた。
(出典:Wikipedia)
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