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9.現代のイスラム教を巡る諸問題
9.4.同性愛者の人権
現代においてイスラーム世界における性的少数者、中でも同性愛者に対する扱いは劣悪であるとされている。多くの国で彼らは「神の道に反した」行いに耽っている「堕落」したものたちと見られている。とりわけシャリーアを施行するイスラーム国家では、同性愛は「ハラーム」であるとされており、刑事罰に処されることも少なくない。
例を挙げれば、シーア派の法学者による統治が敷かれているイランでは、刑法で「ソドミー罪」が定められており、同性同士のセックスを行ったと確認されたばあい死刑に処される<ref>2005年には18歳の青年2人が同性愛の罪で処刑された(イランで10代の同性愛者二人が絞首刑に)</ref>。スンナ派の下位セクトであるワッハーブ派のシャリーアによって統治されるサウディアラビアでも同様である。
しかしイスラームの歴史を紐解けば容易に理解できるように、前近代イスラーム世界においては性的少数者に対する寛容の精神が根付いていた地域も少なくなかった。詩集のなかにも同性セックスのすばらしさを謡った詩が少なくない。また現代でもイスラーム教徒の中には同性愛をはじめとする性的少数者への差別に反対している人物(同性愛、非同性愛含め)も少なくないのも紛れもない事実である。
(出典:Wikipedia)
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