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4.都市人口の歴史
4.2.アジア

アジアは、伝統的に大都市が多い。これは、ベースとしての地域人口が多いからである。

単位面積当たりの収量が多い稲作が、大人口を支えてきた。漢書によると紀元2年の人口調査で長安には80,800戸246,200人の人口がいたとされており、戸籍に残らなかった人口を含めて40万人程度の人口を抱えていたと推定される。以降、中国では代の長安、北宋代の開封、南宋代の杭州(銭塘)、代の南京、代以降の北京などが、人口100万人を超える大都市であったと推定されている。日本においても、平城京や平安京、平泉鎌倉などが10万人以上の人口を有していたと推定されている。

中世末期(日本においては近世とも呼ばれる)頃には、江戸が人口100万人を超え、当時の世界においては北京やイスタンブルと並ぶ最大規模の都市であった。

近代以降、アジアにおける人口爆発は大都市の急成長を促す事になる。

明治維新以後、東京市は成長を続けて20世紀初頭には百万人規模の都市になっていた。なお、当時は大阪も東京に匹敵する規模を持っており、関東大震災後には一時的に大阪は東京を上回る規模になった。

第二次世界大戦の戦災で人口が減った東京は、戦後復興の中で再び成長した。現在では、東京は、「都市」として見た場合には約800万人の規模であるが、「都市」として見た場合には3,000万人とも言われる人口を抱える規模になっている。 20世紀後半には、工業化の進んだ国だけではなく、途上国でも都市人口が急増した。より良い雇用や教育の機会を求めて、地方から過密都市に多量の人口が流入した。中華人民共和国、インド、パキスタンなどの大人口国家においては、名目で1千万人を超える巨大都市を初めとして、大都市が首都以外に幾つも生まれている。

都市の構造は、中心地に大規模な超高層ビル群(摩天楼)を建設する北米型と呼べる。特に、近年の開発が顕著な中華人民共和国や東南アジア、中東については、このタイプの都市が多い。ただし、アジアの都市は人口が多く、土地もさほど広くないため、四方に都市空間の広がりを見せる。よって、北アメリカのように、中心地に無数の摩天楼が峙えても、10kmも走ればただっ広い牧草地が見えるような都市形成は、極めて少ない。主に自動車道に沿って、中層階級のための団地が延々と建設され、その外れには、都心や団地に住めない貧困層が、不法にスラムを形成している例が多い。

(出典:Wikipedia)

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