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IEDは、その都度有り合わせの材料で製作されるために特定の形状や大きさや特徴などがなく、"Improvised"という言葉自体、“即興”や“アドリブ”と言う意味合いを持つ。各々が独自に持つ知識や資材で製作されるため、そのバリエーションは多種多彩である。小規模なものでは、手榴弾レベルの火薬で製作されるものから、大規模なものでは155mm榴弾砲の砲弾や地雷を幾重にも重ねて、戦車をも破壊できる規模の物まで存在する。
イラクやアフガニスタンではこの手の軍需品レベルの資材が手に入りやすいこともあり、より破壊力の高いIEDが日常的に作成されている。また、一部のものに関しては、爆発物に金属片やボールベアリングなどを仕込み、直接的な爆発でのダメージに加え、それら内蔵物を四方に飛び散らすことにより対人殺傷能力を高めている物も存在する。
別の方面では、のような車両には有効であると見られている。
起爆手段としては、従来のワイヤーを張り巡らせてそれに対象物が触れた時点で爆発する物や、一般的なガレージのシャッターの開け閉め用の物や日常の家電製品に使用されるリモコンや携帯電話などが使用される。イスラム過激派組織がネット上で公開している「ジハード・ビデオ」の多くにこの手段が使用されていると見てとれる。 そのカムフラージュも巧妙化し、当初は地面に埋めたり物陰に隠す程度だったものが、現在では動物の死骸の下や路上に投棄された車両に仕込むケースが目立つ。対人や対車両だけでなく、戦車や重装甲車に対しても時間差で起爆するものも存在し、駐留軍に大きな打撃を与えている。
IEDは直接駐留軍に打撃を与えているだけでなく、兵站や補給路に大しても多大なダメージを与えている。特に、クェート~バクダッド間の幹線道路での補給路では多用されており、民間軍事会社に委託されたコンボイ輸送部隊に多大な影響を与えている。路肩爆弾と呼ばれる固定式IEDは罠の一種であり、発見は困難な場合が多い。
また、被害は単に殺傷や車両の破壊に留まらず、爆風による衝撃波が原因で、外傷がないにもかかわらず脳幹に損傷を受け、記憶障害やめまい、頭痛、集中力低下などの症状を呈する外傷性脳損傷が引き起こされる。<ref>毎日新聞『対テロ戦争:米兵、脳損傷2万人以上…外傷なし、爆風で』(2009年2月17日)
毎日新聞『テロとの戦いと米国:第1部 見えない傷/1 妻が気づいた奇妙な行動』(2009年2月17日)</ref>