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海上保安庁では、1965年(昭和40年)にマリアナ沖の漁船遭難事故により、多数の船員を救助できなかった痛手を教訓とし、長距離捜索救難機を導入することとした。採用されたYS-11は洋上での長距離飛行に備え、航法通信設備、六分儀、偏流計などの装備を追加、また、胴体後部には直径800mmの球形見張り窓(バブルウィンドウ)と横向き見張り窓、胴体下面にはシーマーカーなど標識投下装置2本、救命いかだなど物資投下口も設置された。翼内バグタンクのほかに815L入り胴体タンクを3個持ち、1,300kmの空域を低空で2時間半捜索できるようになった。また、南鳥島の職員の送迎や物資運搬にも使用される。
最初に導入したLA701は尾部に磁気観測ヘッドを納めた強化プラスチック製の磁気探査装置ブームが装備されている。この装置を使用し、水路の地磁気と真方位、磁方位を定期観測している。LA702号までが独自に購入したもので、3機は全日空のリース機を購入しなおしたものである。千歳と那覇の4機には1991年(平成3年)5月に「おじろ」「しゅれい」の名が付けられたものの、羽田のLA701だけは名称が無かったが、1995年(平成7年)5月に「ブルーイレブン」と名づけられた。2000年(平成12年)からは「JAPAN COAST GUARD」のロゴ、次いでマスコットの「うみまる」シールも張られている。
なお、海上保安庁では2004年(平成16年)からガルフストリーム Vを採用したが、これはYS-11の後継機として導入されたわけではなく、ファルコン900の性能不足によるもので、YS-11の後継機としては2006年(平成18年)11月に、ボンバルディアのDHC-8 Q300海保仕様機を3機発注した。2009年(平成21年)導入予定。