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諸外国の軍隊の階級制度とほぼ同じ位置づけとなるが、憲法9条との兼ね合いから軍隊色を薄める目的で、旧日本軍のものから名称を変えている。
- 「将」は中将に相当する。1962年12月1日以前は陸上幕僚長(陸幕長)・海上幕僚長(海幕長)・航空幕僚長(空幕長)及び、統合幕僚会議議長(統幕議長・現在は統合幕僚長)においても同階級章であり、諸外国では中将待遇であった。
1959年に第3代航空幕僚長の源田実(旧日本海軍聯合艦隊航空参謀・松山航空隊司令・自民党参議院議員)がF-X調査団として渡米した際に中将待遇に不満を持ち、航空自衛隊の最高位として大将待遇を要求したが受け入れられなかった。そのため、大将待遇を得るため勝手に桜星4つの階級章を着け大将をアピールした。この行為は自衛隊の服装規則等服務違反・階級詐称であり、それ以上に正規の国軍で階級を勝手に作ってしまったという重大な犯罪行為にあたると思われるが処罰は無く、それから2年後の階級章の改正に至るきっかけとなった。1962年12月1日の改正で陸上幕僚長(陸幕長)・海上幕僚長(海幕長)・航空幕僚長(空幕長)及び、統合幕僚会議議長(現統合幕僚長)たる将は階級章が正式に桜花4つ、海上自衛隊の冬制服上衣の袖章では金太線1本に金中線4本となり、諸外国では大将として扱われる。
- 「将補」は少将に相当し、その役職により、俸給表が「将補(一)」「将補(二)」のように区別されている。
- 現在自衛隊には准将に相当する階級は存在しないが、准将の階級を新設する動きが進められている。(設置時期は未定)
階級ではないが、陸上自衛隊においては1佐(一)職にある自衛官が乗車する車両には赤いプレートに帽章1個(星一つ)が掲げられ、将官に準じて扱われる。副師団長で着任時に1佐で着任した場合や団から隊へ縮小改変予定の団長や隊長、副旅団長、師団幕僚長、旅団幕僚長、1佐職の団長、1佐(一)の隊長職などがこれに該当する。海上自衛隊には護衛隊群司令や航空群司令等、本来は将補の役職に就く1佐(一)を代将と位置づけ、司令部乗艦の自衛艦のメインマストに白地に赤色桜星1つの代将旗の掲揚や、使用公用車両を黒塗りの乗用車(通常1佐までは自衛隊ナンバーのライトバン)とし、車両標識も紺色プレートに銀色桜星1つを掲示する等、将補並の待遇をする。ただし、代将が呼称として使われることは無い。 ちなみに指揮官旗は群司令・艦隊司令官等の将官の階級の桜星の数を配した物を掲揚する。例えば自衛艦隊司令部には自衛艦隊司令官の海将と幕僚長の海将補の二人の将官がいるが、司令部のポールには桜星3つの海将旗のみが掲揚される。車両標識は指揮官職ではなくとも、将官はその階級の数の桜星を掲示する。 自衛隊は往々にして米軍かぶれしているところがあり、将官の階級を標識・掲揚旗を含め、ツースター・スリースター・フォースターなどと呼ぶ事がある。
ちなみに内閣総理大臣・防衛大臣の標識・掲揚旗はファイブスターである。内閣総理大臣旗・防衛大臣旗は地の色が違うだけである。(自衛隊の旗参照)
- 「1佐」の俸給等の格付けは、その役職により、俸給表が「一佐(一)」「一佐(二)」「一佐(三)」のように区別されている。
- 「1佐」「2佐」「3佐」はそれぞれ大佐、中佐、少佐の佐官に相当する。
- 「1尉」「2尉」「3尉」はそれぞれ大尉、中尉、少尉の尉官に相当する。
- 「准尉」は准士官に相当する。平成23年度をめどに現行の准尉に代わり上級曹長の階級を新設する方向で検証が進められている(詳細は曹士の能力活用及び上級曹長を参照)。階級新設後において准尉階級は幹部候補者のみの運用若しくは廃止の方向で検討されている。
- 「曹長」「1曹」「2曹」「3曹」は、曹長、軍曹、伍長などの、いわゆる下士官に相当する。以上、曹までが職業自衛官で、定年制となる。
- 「士長」「1士」「2士」はそれぞれ上等兵、一等兵、二等兵の兵に相当する。陸士は2年(一部の技術系は初任期のみ3年、以後2年)、海士と空士は3年(初任期のみ、以後2年)の任期制と、採用後2年9月以後おおむね7年以内に曹へ昇任する一般曹候補生の非任期制に別れ、任期制隊員は任期中に曹への昇任試験に合格すると3曹となる。
- 平成19年度分の採用(18年度中の募集)までは、採用後2年で曹へ昇任する一般曹候補学生と、採用後3年以後おおむね7年以内に曹へ昇任する曹候補士の採用があった。
- 「3士」は自衛隊法上自衛隊生徒に限定はしていないが、自衛隊生徒に採用された者の階級としてのみ運用されており、一般隊員として入隊した者には「2士」の階級が指定される。2008年4月以降陸上自衛隊生徒のみとなっている。平成21年度の生徒制度改編に伴い、自衛官としての採用ではでなくなるため「3士」の階級は廃止される。
- 平成22年度分の採用(21年度中の募集)から、任期制隊員は「自衛官候補生」として採用され、当初の教育期間(約3ヶ月)終了後に「2士」の階級が指定される。