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6.佐久間ダム建設に伴う路線変更
6.3.難工事の数々
第6水窪川橋梁
「渡らずの橋」や「S字橋」と称され今や飯田線名物の一つとなっている第6水窪川橋梁(城西 - 向市場間)であるが、これは不安定な地盤に対する苦肉の策の結果である。
本来、飯田線は城西 - 向市場間のこの箇所を水窪川左岸側に穿った全長45mの向皆外トンネルで抜ける予定であった。向皆外トンネルは、1954年2月に着工され同年6月に開通したものの、その後の降雨や台風の影響により坑内のアーチ、側壁のコンクリートに剥脱が生じはじめ、ついで地盤の変化によるトンネル中心線の移動、隧道断面の変形が発生し、ついにはトンネル周辺の地山全体が水窪川に向かって滑り始めたため、放棄せざるを得ないと判断された。向皆外トンネルが放棄されたことにより、代替のトンネルをより奥に掘削することも検討されたが、工期や工費に余裕が無いことや、この付近の地山自体が天竜川断層に近く不安定であることから、たとえ掘削しても「第二の向皆外トンネル」となる可能性も否定できなかったため、最終的には水窪川上にU字形の橋梁を建設し、不安定な箇所を迂回する方法が取られた。
こうして建設された第6水窪川橋梁は、総延長400.7m、半径250m。対岸に近い箇所まで大きく「迂回」しているのは、向皆外トンネルのある部分の地山がさらなる大崩壊を起こした場合に備えてのことである。
(出典:Wikipedia)
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