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3.問題点と今後の傾向
3.2.常用漢字に含まれているが、一般的に用いられていない字や音訓
- 以下、5字は常用漢字の本表から削除検討されている。
錘 :「スイ」「つむ」は糸を巻き取る道具。熟語として紡錘などがある。
銑 :「セン」は鍛えられていない鉄(ずく)の意である。銑鉄などの熟語がある。
勺 :「シャク」は昔の容積の単位。合の十分の一。
匁 :「もんめ」は昔の重量の単位。
脹 :「チョウ」はふくらむという意味。膨脹が最も頻出の熟語だが、膨張でも代用できるため(もっとも、膨脹に対する膨張への書き換えは昭和35年より新聞協会が私的に始めたものである)。
- 新聞協会などマスコミが用いない常用漢字の一例
虞 :「おそれ」(何々の危険がある、の意)。「虞」は常用漢字で読みも「おそれ」と示されている。しかし、この意味の「おそれ」に(恐怖の意味がないにもかかわらず)「恐れ」や「怖れ」と表記されることが少なくなく、新聞社を含むマスコミではひらがな表記される。
且 :「か-つ」は副詞で、「または~」、「~したり」という意味を持つが、仮名書きが一般的で、新聞社などマスコミでは漢字を用いない。
遵 :遵は決められた規則などにしたがうという意味。遵守、遵法などの用語があるが、新聞社では順法、順守などと書き換えて使用している。
謁 :は”まみえる”という意味。謁見などの用語を持つが、宮内庁では「引見」を使用。新聞社では他の表現に書き換えられる。
- 使用用途が極めて特殊な常用漢字
璽 :「ジ」とは天子(皇族)の印のこと。印璽、御璽などといった熟語を持つが、日常で用いられることが極めて少ない。この字を常用漢字に採用した理由は宮内省(現宮内庁)からの要望が強かったことによる。
- 古い単位に用いられた常用漢字
畝 :「せ・うね」は昔の広さの単位や畑の土盛りの部分。日常で用いる機会は極めてまれである。
斤 :「キン」は尺貫法に用いられる質量の単位であり、江戸時代は貨幣の単位にも用いられた。削除が検討されたが、慣習的にパンを数える単位として用いられる理由で常用漢字一覧に残される見込みとなった。熟語として斤量がある。
- 国語世論調査によって、あまり使用しないと回答された漢字
逓 :「テイ」は”一定の数だけ~していく”という意味の副詞。逓増、逓減という熟語がある。前述の世論調査によって、6割以上の人があまり使用しないと回答した漢字の一つである。マスコミでは逓減は低減と書き換えることがある。
(出典:Wikipedia)
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