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5.考察
- 1990年に路線が開業されたが、利用者はあまり多くなく、さらに2004年3月13日に九州新幹線鹿児島ルートの新八代駅~鹿児島中央駅間が開業したこともあり、九州新幹線開業前日の2004年3月12日の運行をもって廃止された。なお、南九州高速バスはこの路線の廃止と同時に宮崎線「はまゆう号」からも撤退し、会社清算した。
- 九州新幹線開業と同時に廃止となったが、定期的な利用客の間で、「交通手段の選択肢を奪うようなやり方」という苦情・批判もあった。また、九州産交には復活の要望が多く寄せられたという<ref>バスラマ・インターナショナル No.107 P.53「バス事業者訪問119・九州産交グループ」( ISBN 978-4-89980-107-8 )</ref>。なお、九州新幹線開業後も九州自動車道には、「桜島号」や「トロピカル号 (大分 - 鹿児島線)」等の昼行バスが運行されているが、熊本県中央部に鹿児島方面へ往来できるバス停留所はない。
- 新規鉄道開業で高速バスが大幅な見直しとなるケースは、この翌年つくばエクスプレス開業に伴いつくば号が減便・メガライナー撤退となる等の現象が見られ、何れのケースでもスピードの面で太刀打ち出来なかったという事情がある。が、当該路線においては、競合相手が主に新幹線であり、運賃・料金面において相当に差が生じるであろう、とされる点や、廃止時点(2004年)に比べ、SUNQパス(全九州版)が登場し、島内のバスがほぼ全て利用可能になったということから、観光客の利便を図る、という観点からも路線再開につながったのではないか、という見方があるという。
- 在来線時代の特急「つばめ」は熊本~西鹿児島(当時)の間を約2時間半で結び、運賃は割引切符(4枚きっぷ)使用で3500円であった。高速バスと比べると所要時間では列車のほうが40分程度早く、設備もビュッフェや個室を連結するなど快適で、さらに運賃もバスと大差なかったことから、高速バスは必ずしも熊本~鹿児島を通うユーザーの支持を得ているとは言えない状況であった。しかし、2004年3月の九州新幹線開通・高速バス廃止後、熊本と鹿児島をダイレクトに結ぶ交通手段は運賃が大幅に値上がりした新幹線だけになってしまったため、時間がかかっても安く移動したいという層にとってはかなり不便になってしまった。
- 廃止当初からにおける苦情・批判ならびに上記の観点から、乗換え不要で運賃も割安との事もあり、2008年に入り慎重に検討してきた結果、年末年始等の利用客増加も見込めるとの事から同年10月10日からの運行再開が実現する事となった。再開後において、当面は九州産交バスの単独運行により2009年3月31日までの1日3往復において試験運行されたが、結果的に好調だった事により鹿児島県側のいわさきバスネットワーク・南国交通の2社を新たに加え1日6往復(うち2往復ノンストップ便を新設)本格的に運行される事となった。
- 2008年10月からの運行再開に絡み、当路線が一旦廃止されたと同時に運行開始した熊本 - 人吉線(ひとよし号)ならびに人吉 - 鹿児島空港線はそれぞれ減便され、その後の当路線の運行状況によっては今後の動向が注目されるところであるが、本格運行に伴い、人吉 - 鹿児島空港線は廃止されることになった。
(出典:Wikipedia)