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1.国民主権と学説
1.1.権力的契機と正当性の契機
国民主権には、先に挙げた2つの要素(権力的契機と正当性の契機)が含まれていると考えられている。
このうち、権力的契機は国家の最終的な意思決定権力の行使であるから、具体的には国家の最高規範の定立すなわち憲法制定権力(制憲権)の行使として表れる。しかしながら、制憲権の行使を自由に認めることは憲法秩序の不安定化を招くため、制憲権の行使たる憲法制定時に、制憲権自身がその権力を、制度化された制憲権としての憲法改正権として憲法中に封じ込めたと解されている。また、権力的契機の面における「国民」は、実際に国家の意思決定権力を行使することから、有権者(団)を意味するものと解される。さらに、国民が国政についての決定権を有することを強調することは、直接民主制と密接に結びつく。
これに対して、正当性の契機における「国民」は、国家権力の正当化し権威付ける根拠であるから、有権者に限定されず、全国民を意味するものと解される。また、国民の国家権力に対する正当化・権威付けを強調することは、代表民主制と密接に結びつく。
なお、両契機における国民を同一視する学説もある。
(出典:Wikipedia)
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