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6.乗車券
6.3.座席指定制
マルスシステムでの高速バス乗車券・指定券発券
- M型マルス端末時代 その地域で発券の多い路線はプリセット機能により列車名(バス愛称)略号や、乗降駅略号の入力が省略でき、スピーディに発券できるが、プリセットされていないバスや乗降駅の場合、列車名略号、乗降駅略号を手入力しなければならなかった。略号はタリフと呼ばれる、バスごとに略号や発券方法、取扱条件などをまとめた分厚いマニュアルに記載されており、それを調べるため発行に時間がかかることもあった。また、鉄道駅と異なる乗降駅略号が設定されている場合が多く、鉄道駅と同じ略号を入力して再考(エラー)となることも多かった。
- MR型マルス端末と呼ばれる、タッチパネル式端末では、略号を調べて入力しなくても、画面上で一般的な愛称で列車名(バス愛称)が検索できる支援機能が搭載されると同時に、操作画面上も一般的なバス愛称名で取り扱いができるようになった。そのため、M型との混在期には、みどりの窓口扱いの高速バスのヘビーユーザーが、MR端末の列を選んで乗車券・指定券の購入を依頼したり、MR端末のある駅をわざわざ選ぶケースも散見された。ただ、MR型でも、愛称名が似ている路線名が複数ある場合の選択ミス、駅名ミスなどで再考となるケースはあった。
- JR東日本ではM型マルス端末の後継としてME型マルス端末が導入されたが、基本的にはMR型マルス端末と同様であった。発売頻度の高い列車名を登録し、自由席券・指定券画面で列車名検索をしなくてもタッチパネル上に表示可能であったため、バス券発売が多い駅ではあらかじめ登録している駅もあった(例えば青森駅では「ドリーム青森」をあらかじめ登録)。現在は後継機種のMEM型マルス端末となっているが、この機能は引き継がれている。
- マルス端末の支援機能は進歩し、現在では間違っている可能性がある箇所が表示されるなどの機能強化で、地方駅でもバス乗車券の購入は容易になってきている(ただし、指定席券売機では、バス券の購入はできない。JR東日本の地方の一部駅にある通信機能付き指定席券売機「もしもし券売機Kaeruくん」はセンターの使用端末がMEM型マルス端末であり、バス券の発行・購入が可能だが払い戻しはできない)。
- JRバス各社が、発車オ~ライネットを積極的に活用するようになると、マルス端末でも発車オーライネットの端末でもJRバスの乗車券・指定券の発行ができる路線が出現してきた。しかし、相互に接続されていないシステム同士の座席数振分が問題になった。マルス管理席が満席でも、発車オーライネット管理席に空席がある場合が発生し、両方のシステムに座席が収容されている路線が発着する場所に隣接しているJRバスのチケット発売所では、マルス端末と発車オーライネット端末の両方を用意し、席のある端末から発券する手間が発生するようになった。また、一方に予約が固まると、バス会社の座席管理部署でも、座席調整が必要となる場合もあった。なお、マルスと発車オーライネットに割振る座席の数の比率は、路線の事情により様々である。
- このような事情から、JRバスに限らず、ある予約システム上で満席の場合でも、別の予約システム枠、あるいは運行会社の直接管理枠に空席がある場合もあるので、あきらめずに当たってみると良い。
- 西日本JRバスでは、マルスと間接的に接続された、JR西日本の指定券電話予約サービス5489サービスで、マルス収容のバス乗車券・指定券の電話予約を受け付ける時期があった。関東方面を結ぶ夜行バスは人気があったが、東日本エリアの事情から、マルス収容席の比率も多く、発車オーライネット枠が先に売り切れるケースが多かった。そのため、全席を発車オーライネットで管理し、最後の1席まで電話予約・インターネット予約ができる<ref>実際には同じ予約番号以外の男女が隣り合わせにならないようにしているため、「最後の1席まで」ということにはならない。</ref>私鉄系バスを好む利用者も多く、利用者確保の策であったともいえる。また、5489サービスで予約したバス乗車券・指定券は、みどりの窓口での発券時に、予約時に申告したクレジットカード番号をキーに予約を検索できるため、迅速な発券が可能である。
- 2006年から、マルスの管理・運営をしている鉄道情報システムが開発した高速バスネットの運用が始まった。JRバスグループの高速バスの座席が、電話・インターネット・窓口で予約できるほか、コンビニ支払いやインターネット乗車票の発行(路線によっては2~5%割引がある)、インターネット予約での乗客による座席選択<ref>高速バスネット上で予約と決済を同時にする場合に限り、空席の中から好きな座席を指定して予約できる。ただし全ての路線でできるわけではない。</ref>など、マルスではできなかった取扱が可能になった。さらにマルスや発車オーライネットと相互接続されており、一方に予約が固まった場合に座席配分を自動調整できるなど、従来の問題点が徐々にクリアされてきている。鉄道情報システムが管理しているため、マルスとの連携も含めた、今後のマルスにおける高速バス券取扱いの行方が注目される。
(出典:Wikipedia)
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