ランキングモンスター
長く、アメリカ海軍は、航空母艦に固定翼の対潜哨戒機を配備してきた。しかし現在、S-3の退役完了により、艦上哨戒機は消滅しており、航空対潜戦力は完全に哨戒ヘリコプターによって占められている。哨戒ヘリコプターには、護衛艦に搭載されて、ソノブイにより外周の広範囲を捜索するLAMPSヘリコプターと、空母より発進し、吊下ソナーによりCVSG付近を捜索するCV-HELO (艦上対潜ヘリコプター)とがある。
現在、空母打撃群に加わっている全ての護衛艦が統合対潜システム(水上艦はAN/SQQ-89、潜水艦はAN/BQQ-5)を備え、また、DDG-51級の後期建造艦(Flight IIA)を除く全ての艦が曳航ソナー(TACTASS, STASS)を備えることにより、遠距離で潜水艦脅威を邀撃することができる。このうち、水上艦装備のSQQ-89はLAMPS Mk IIIと連携しているほか、これらの統合対潜システムは、対空戦システムと同様にJOTS (GCCS-M)に連接されており、より円滑に打撃群全体で対潜作戦を展開できるようになっている。
一方、CVSGが有する対水上火力としては、艦上攻撃機、水上戦闘艦<ref>アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦Flight IIAのみはこれを搭載しない。</ref>、潜水艦から運用されるハープーン対艦ミサイルがある。これは最大で200km程度と比較的短射程であるので、水上艦装備のものについては、基本的には自衛火力として使用される。一方、潜水艦と攻撃機装備のものについては、プラットフォームそのものが秘匿性と機動性を有することから、十分に攻撃的火力としての運用が可能である。また、攻撃機は誘導/非誘導の爆弾や対地ミサイル、潜水艦は誘導/非誘導魚雷をも装備しており、対空・対潜戦闘力に欠ける敵に対しては、これらも十分に対水上火力として期待しうるものである。一時期、上述したTLAM対地巡航ミサイルの対艦型TASM(射程460 km)の艦隊配備もなされていたが、長射程の艦対艦火力をもてあましたことから、比較的早期に退役している。
また、チーム)を展開することができる。これにより、CVSGは、より効率的に海上治安活動を実施することができる。