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7.経済
7.1.繁華街・商業地区
高度成長期以来、鹿児島市やその周辺で「街」と言えば「天文館」と通じる程、市内中心部の天文館地区が繁華街の中心であった。県内でも最大の繁華街であり、全国的にロードサイド店舗が広まっても、平地が極端に少なく、また路線価の地価の平均も同規模の都市では割高のため、中央資本や大型ロードサイド店舗が不毛の地といわれてきた。しかし、九州新幹線の一部開業及び中央駅地区の一体大規模開発以降、天文館中心主義が崩れつつある。 都市計画の線引き見直しや与次郎地区の観光地区指定の解除等により、新たな大型商業施設が次々に建てられた結果、各エリア間の激しい競争が繰り広げられるようになった。九州新幹線一部開業による北部九州へのストロー効果や郊外店の影響は現在のところ顕著化はしていないので、総体的には今まで通りのバランスの取れた商業集積が確保され引き続き活況を呈しているが、鹿児島中央駅に隣接するアミュプラザ鹿児島内のシネマコンプレックス開業に伴い、2006年末で天文館地区の映画館が全館閉鎖し、また市南部(谷山地区)の郊外には中央資本を中心とした大型商業施設の出店ラッシュなど新たな競争相手が出現してきている。このような市場の激変で、中心市街地(天文館・いづろ地区)の通行量は1998年から2006年のわずか8年間でマイナス45.1%という県下に轟いた絶大なブランド力と神通力は崩れ、アーケード街の空室率の上昇や街の中核となっていた老舗ホテル(いわさきホテルザビエル450)の解体更地化や核店舗であった鹿児島三越の撤退が現実化した。今後の状況は一層混沌したものとなっている。
- 南九州有数の繁華街。特に飲食エリアの千日町・山之口町は同規模の人口の街では最大級であり、全国でも屈指の夜の街である。「天文館」という名称はエリア全体を指す通称で、島津家25代当主島津重豪公がこの地に建てた天体観測所・明時館の別名に由来する。
- まちの輪郭と特長についてであるが、メインストリートの電車通りを中心に比較的道幅の狭い全冠式アーケードが迷路のように交わっていること、歩道に片屋根式アーケードを設置している通りが多いこと、細かい路地状の場所も至るところでカラー舗装で商店街化されていること等がある。エリア内は間口の狭い中小規模の雑居ビルが犇めき合い、散策には適した商店街といえるだろう。ただ難点としては、同規模の全国各地の都市に比べ大型複合商業施設が少なく、またテナントビルの時代対応の発展も遅れがちであり、そのため中央資本の各種専門店、服飾関係の高級ブランド正規直営販売店・大手カフェチェーンの進出は同規模の都市に比べ遅れがちである。また電車通り・国道・県道等などのメインストリートについては電線地中化・街灯敷設等などの街路整備はほぼ完了しているが、これらに接する文化通りなど代表的な街路やその他多くの路地については整備途上が多く、中心部の一部でも薄暗い地点が散在する場合がある。今後これらの点を着実に改善し続ればまだまだ市場的な魅力は未知数といえるだろう。
参考:
- 主な商業施設
- 山形屋・三越鹿児島店(2009年5月6日に閉店。)・三越スイーツ庭園 in Kagoshima(2009年1月頃に閉館)・タカプラ・カリーノ天文館・さつま屋・キャパルポ・NCサンプラザ・ヴェストラルビル・城山VIPプラザ他
- アーケード及び通りの総称
- アーケード
いづろ通り・照国表参道通り・天文館通り・天文館本通り・天文館電車通り・天文館G3通り・にぎわい通り・はいから通り・中町コアモール・中町本通り・中町ベルク・ぴらもーる(天神おつきや商店街)・金生通り・納屋通り・天文館G3(千日通り) - モール
テンパーク通り・ゴンザ通り・七味小路通り・セピア通り・グルメ通り・おつきや東通り・天文館一丁目商店街・呉服町通り - 歓楽街
文化通り・中町別院通り・中町中通り・中町御堂筋通・銀座通り・プリンス松山通り・船津町通り・松原本通り・天文館文化通り・萩原通り・二本松馬場通り・山之口町中通り・山之口本通り・二官橋通り・樋之口本通り・山之口電車通り・高見馬場通り・山之口本通り・二官通り
- アーケード
- 鹿児島中央駅地区
- 鹿児島中央駅を中心に、放射状に広がる商業地区。その多くは駅前の青空マーケットや神社の参道の商店街から派生したもので、どちらかといえば庶民的な商品や衣料品に強い商店が多い。最近、九州新幹線の開業を契機とした駅施設や市内最大級の大規模商業施設を含めたインフラ・アクセス等の一体整備により大きく変貌を遂げ、周辺地域の各種再開発構想に大きな影響を与えつつある。以下の商店街や施設及び通りから成る。
- 主な商店街
- 中央駅一番街アーケード(IっDO)・ベル通り・文化通り・都通り・宮田通り・西田一丁目黄金通り・黄金通り・西銀座通り・一條通り・中央駅前本通り・西田通り・中央町本通り・あけぼの通り・甲南本通り・ゾウさんのはな通り・中央駅前朝市通り
- 主な商業施設:鹿児島中央駅を軸として、全て連絡の公共地下通路(つばめロード)で連結されている。
- 上町地区
- JR鹿児島駅の北東方向周辺などを地元では通称、上町(かんまち)と呼ぶ。500年以上の歴史を誇る古くからの商業地である竪馬場(たてばば)、離島や大隅半島への卸問屋街から派生した小川町・易居町(やすいちょう)などの商店街からなる。大型商業施設では、再開発により1990年代前半に完成したアーバンポート21がある。近隣にある通称「名山堀」といった市役所周辺の飲食店街も同エリアに含まれると解釈される場合もある。鹿児島本港の臨港再開発エリアにNHK鹿児島放送局の新会館(2006年12月竣工)が完成しドルフィンポートとの間に人の流れが出来れば、今後新たな展開が予想される可能性も残されている。
- 主な商業施設・商店街
- ドルフィンポート、竪馬場通り商店街・小川町商店街・易居町商店街・滑川朝市・名山堀飲食街
- 鴨池地区
- 与次郎ヶ浜エリア
- 与次郎1・2丁目と天保山町などを含む臨海部のエリアを指し、もともとは塩田に利用されていた干潟であったが、天保山町は、1930年代にNHK鹿児島放送局の開局、鹿児島水産専門学校(現・鹿児島大学水産学部)の開校により街が開かれる。与次郎ヶ浜地区は1972年の太陽国体の競技施設建設のために埋立られたエリアであったが、観光地区条例が制定されていたため、ごく最近まで居住人口がゼロに近かった。しかし条例解除後の最近は九州電力鹿児島ビル、南日本新聞会館も高層ビルを新築移転、県外資本を中心に大規模分譲マンションも増えてその姿を変えつつある。2006年10月、フレスポジャングルパークSC(TOHOシネマズ、半田屋などが入居)が開業した。
- 騎射場(きしゃば)エリア
- 荒田1・2丁目及び下荒田1・2丁目及び上荒田町付近の商店群の通称。もともとは鹿児島大学周辺の学生街から発展、現在は学生向けの飲食店街を中心にダイニングレストラン、趣味の専門店、ディスカウント店、大型食品スーパー、パチンコ店、高層マンションなどが混在している。モスバーガー・リンガーハット等も20数年前ここに1号店が出来たために若者向けの客層を狙う業種は必ずこのエリアには出店する。
- 郡元(こおりもと)・宇宿(うすき)エリア
- 郡元2丁目、鴨池1・2丁目、鴨池新町、真砂町、真砂本町、東郡元町、宇宿1・2丁目の周辺を指す。特に中心となる鴨池新町は、旧鹿児島空港跡地には1970年中半に日本住宅公団により鴨池ニュータウンが開設され、それに伴い近隣の郡元にダイエー鹿児島専門店街の開設を契機に商業地化が進行したエリアであり、隣接する騎射場エリアや与次郎エリアとは隣接し相互に影響しあっている。歴史の浅い新興エリアながら1983年には鹿児島東急ホテルが開業、1985年にはJA鹿児島県経済連が新築移転、1992年には第十管区海上保安本部・鹿児島地方気象台などが入居する鹿児島第二合同庁舎ビルが完成、1990年代後半には鹿児島県庁・鹿児島県警察本部・鹿児島県議会議事堂が移転と年を追うごとに発展し続けている。同エリアには日中は毎時20分間隔で発着し大隅半島の定時輸送の足である垂水フェリーの乗場があり、さらに市電の郡元電停も存在する。また通勤・通学路線の指宿枕崎線と市電の相互乗換えが可能なJR南鹿児島駅等の公共交通の要衝も多数点在するのも特長である。ただ幹線道路は、南北を縦貫する幹線を中心に先述の交通渋滞が激しい場所の一つである(国道225号と産業道路の分岐点が存在するため)。
- 谷山地区(鹿児島市南部)
- 中山(ちゅうざん)エリア
- 東谷山1 - 7丁目、自由ヶ丘1・2丁目、中山1・2丁目、山田町などを指す。市南部の市道中山バイパスと笹貫バイパスの沿道は、市内では産業道路や吉野町に次いでロードサイド専門店が集積する数少ないエリア。周辺の丘陵部には桜ヶ丘・皇徳寺(こうとくじ)・星ヶ峯(ほしがみね)などの大型新興住宅地がひかえ、産業道路や九州自動車道に接続する指宿スカイラインへのアクセスも便利。中山バイパスは、歩道も幅広で中央分離帯・水銀街灯も完全完備のゆったりした四車線道路のため、最近は県外大手チェーンもここに出店するようになった。
- 新たな商業施設(計画中も含む)
- ラウンドワン鹿児島店・ニトリ鹿児島南栄店・スーパーディスカウント『ビックII』・スクエアモール鹿児島宇宿・サンキュー新栄店・N's CITYニシムタ谷山店・ダイエー谷山店・イオン鹿児島SC・オプシアミスミ・ホームセンターきたやま東開店(計画中)<ref>「きたやま」鹿児島市進出 120人新規雇用/年内にも 南日本新聞、2009年1月16日。</ref><ref>『ホームセンターきたやま東開店』出店のご案内 きたやま、2009年1月14日。</ref>
(出典:Wikipedia)
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