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迫撃砲のまとめ
迫撃砲(はくげきほう/英:を参照。</ref>を描く。
少人数で運用でき操作も比較的簡便なため、砲兵ではなく歩兵の装備であることが一般的で、最前線の戦闘部隊にとっては数少ない間接照準による直協支援火器の一つである。81mmクラスの中口径迫撃砲は分解して数名の兵員で携行でき、120mmクラスの重迫撃砲も小型車輌で牽引できるなど可搬性に優れる。
射程を犠牲にして砲口初速<ref>砲口初速(muzzle velocity)とは、砲身から射出された直後の砲弾の飛翔速度のこと。単に初速ともいう。砲弾が砲身内を進んでいる間は装薬の燃焼ガスによる圧力で加速し続けるため、長砲身であるほど初速は高くなる。</ref>を低く抑えているため各部の強度を低減でき、また、射撃時の反動は地面に吸収させる方式によるため駐退機や復座機といった反動制御機構を省略または簡素化できる。多くは砲口装填式(前装式)のため閉鎖機も不要であり、同口径<ref>「口径」には二通りの意味があり、ストレートに砲口直径が何mmであるかを指す場合(例えば「口径155mm」と表記)と、砲身長が砲口直径の何倍であるかを指す場合(例えば「71口径88mm砲」と表記)がある。後者は「口径長」を略した「口径」である。紛らわしいのが拳銃や小銃・機関銃などの口径表記で、例えば30口径は銃身長ではなく口径7.62mmを指す。50口径なら12.7mmで、これは1インチ(25.4mm)の0.3倍、0.5倍であることから。「.30」「.50」と表記することもある。</ref>の榴弾砲と比べ極めて軽量・コンパクトである。
低い命中精度、短い射程といった短所もあるが、軽量ながら大きな破壊力をもち、速射性に優れ、安価・短期間に製造できるなど、多くの長所を有している。そのため、かつて師団砲兵の標準的な装備の一つであった105~122mmクラスの榴弾砲が近年では120mm迫撃砲に更新されつつあり、このことも本砲の有用性を示している。
本稿では、最も一般的な81mm及び120mmクラスの(自走式でない)迫撃砲を中心に、その他の迫撃砲、他の火砲との比較、更に古代の曲射弾道兵器から迫撃砲に至る発展の歴史等についても敷衍する。