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最高会議のまとめ


最高会議さいこうかいぎ最高ソビエトとも)は、ソビエト連邦の最高国家権力機関。広範な権限を持ち、立法権のみならず、各国家機関の統制、処分の権限、さらに憲法修正権限を唯一有する行政機関であった。最高会議は常設機関として幹部会を選出し、ソ連最高裁判所、ソ連検事総長の任命権を持つ。最高会議幹部会議長はソ連の国家元首である。ソビエト社会主義共和国連邦正式発足以前は、全ロシア中央執行委員会'''(全露中央執行委員会、 、略称、または。)といい、労働者・農民・赤軍及びコサック代議員全ロシア中央執行委員会 とも称した時期がある。

最高会議は連邦会議(連邦院)と民族会議(民族院)の二院制で、両院は同等の立法権を有する。両院の議員の任期は5年である。

連邦会議は、ソ連を30万人ごとに設定した地域選挙区(小選挙区)で一人の代議員を選出する。

民族会議は、民族の人口を反映するために設置され、代議員は、ソ連邦を構成する15の各共和国、11の各自治共和国、5つの自治区及び民族管区から選出された。

1989年で、両院とも定数は750名。最高会議は2年に1度召集される。この期間に臨時に召集が可能である。閉会中は、最高会議幹部会が日常的な運営を行う。ペレストロイカ以前の最高会議は事実上は、ソ連国家の決定権はソ連共産党及び党政治局が掌握しており、その追認機関と化していた。ソ連の各共和国も、それ自身一院制の最高会議を国家機関として設置していた。

ゴルバチョフペレストロイカを開始すると、1988年憲法改正により、新たに人民代議員大会が最高権力機関として創設され、最高会議はその常設機関に位置づけられた。連邦会議と民族会議は、各々271名の代議員が選出された。ゴルバチョフは最高会議議長(国家元首)に選出された。新たな最高会議は春と秋に3から4ヶ月の会期があり、最高会議幹部会が召集する。最高会議の権限としては、人民代議員選挙の実施、ソ連閣僚会議議長(首相)の任命、国防会議の形成、総司令官の任免権、立法権、法の解釈の権限、国家計画や予算の審議及び予算の人民代議員大会への提出など広範な権限を有した。但し最高会議は、人民代議員大会の決定に対して反対することは出来ないと定められた。前述したとおり、最高会議議長はソ連の国家元首で人民代議員大会により選出される。その任期は5年で連続2期までとされた。1990年3月にゴルバチョフは大統領職を新設し、国家元首ではなくなった。ゴルバチョフの後任の最高会議議長には、アナトリー・ルキヤノフが選出された。1991年ルキヤノフはソ連8月クーデターで国家非常事態委員会の黒幕で指導的役割を演じたとして逮捕された。これにより人民代議員大会及び最高会議は急速に失墜していく。

ソ連最高会議は、公式には1991年12月26日にソ連崩壊とともに消滅した(1991年9月の第5回人民代議員大会は、混沌の内に議事が進行し、大会の廃止を決議しており、これにともない最高会議は消滅したとも言える)。

ソ連崩壊後、独立した15の共和国で最高会議は立法府として存続した。ロシア連邦人民代議員大会及び最高会議は、1993年モスクワ騒乱事件エリツィンに武力で廃止されるまで存続した。


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