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中華民族のまとめ


中華民族(ちゅうかみんぞく)という言葉は、一つには中国中華民国中華人民共和国)の国籍を持つ全ての文化的集団(エスニック・グループ)を統合した政治的共同体(ネーション)を表す概念である。漢族だけでなく、蒙古族チベット族ウイグル族などの少数民族も含む。

もう一つは自己を世界の中心とする意識の表現の下、漢民族が自民族を表現する概念である。この二つの概念の違いは、元々「中華」という言葉が「漢民族文化」を指す言葉であり、それが中国においては「中国国籍」と拡大解釈されたため、生じたものである。

この言葉は章太炎が漢族を表す新しい民族名として提唱し、袁世凱が外蒙古独立時に「外蒙古は数百年家を共にした中華民族のものである」と言って使用し、孫文1912年に自身が発表した漢満蒙回藏五族共和説を基に、「よく五族共和と言うが、中国はこの五つの民族だけか?私が言いたいのは、中国内全ての民族を同化して一つの中華民族を作り上げなければいけない。中国の民主主義はその後完成する。」と言って使用した。

現在、中華人民共和国にて中華民族とは、「中華人民共和国国内に居住し、中国国籍を有する者」として「中華民族=中華人民共和国国籍」と定義する一方、「黄河は中華民族の揺り籠」「中華民族は炎黄子孫」など、「中華民族=漢民族」と定義してその場に合わせた解釈を繰り返し、決まり文句が「中華民族は一体である」という政治的な意味を込めて広く用いられている。

中華人民共和国は世界最大の多民族国家であったを基盤とさせている点で後者と差異がある。

「中国人」という意味における「中華民族」と言う概念は中国における公的機関や多くの愛国者によって支持されており、漢族を中心とする中国人の政治的なアイデンティティーとなっている。しかし、一部の少数民族への労働改造所への強制収容、漢族への文化的、言語的同化政策、果ては中国人民解放軍による軍事行動による制圧への反発から、分離独立運動や自治権拡大運動を起こしている(東トルキスタンウイグルチベットなど)。

一方「漢民族」という意味における「中華民族」は、中国のみならず台湾、シンガポール、華僑など、広く華人社会において受け入れられ、自称として使われてもいる。


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