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クリスティアン・ティーレマンのまとめ
クリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann, 1959年4月1日 - )はドイツの指揮者。
ベルリンで生まれたティーレマンはピアノやヴィオラを学んだ後、19歳でベルリン・ドイツ・オペラにコレペティトールとして就職。それと並行してベルリン音楽大学でピアノ、個人教授で指揮や作曲のレッスンを受け、ヘルベルト・フォン・カラヤンのアシスタントも経験している。
1981年に、バイロイト音楽祭でワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』を振ったダニエル・バレンボイムのアシスタントを務めたティーレマンは、ドイツの中小歌劇場で修業を重ねた後、1985年にデュッセルドルフにあるデュッセルドルフ・ライン歌劇場の音楽監督としてそのキャリアをスタート、1988年にはニュルンベルク州立劇場の音楽総監督に就任している。
1990年代に入ると、ティーレマンの音楽活動は国際的な広がりを見せ始める。1991年、サンフランシスコ歌劇場で『サロメ』を振ってアメリカ・デビューを果たし、1993年にはボローニャ市立劇場の首席客演指揮者に就任、同じ年にはメトロポリタン歌劇場にもデビューしている。1997年、ティーレマンは古巣にあたるベルリン・ドイツ・オペラの音楽総監督に就任、近年払底気味だったドイツ人、しかもカペルマイスターの修業を経た指揮者として脚光を浴びるようになっていった。
2000年、ティーレマンはバイロイト音楽祭からも招聘を受け、楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を振ってデビュー、その翌年はバイロイト音楽祭創設125周年、1951年に再開されてから50年という節目に当たる年で、音楽祭の慣例によりベートーヴェンの第九の演奏が行なわれたが、このコンサートの指揮を委ねられたのは前年に同音楽祭にデビューしたばかりのティーレマンであった。この年の音楽祭でティーレマンは第九だけではなく、楽劇『パルジファル』も指揮している。2002年には歌劇『タンホイザー』を指揮、2006年の音楽祭にもティーレマンが登場しており、楽劇『ニーベルングの指環』のタクトをとった。
ティーレマンは音楽監督を務めるベルリン・ドイツ・オペラでも新演出の導入に熱心に取り組み、『影のない女』『ダフネ』『エジプトのヘレナ』といったリヒャルト・シュトラウスのオペラをはじめ、ワーグナーの10大作品の新演出も手がけている。現在のところティーレマンのレパートリーの中心はワーグナーやリヒャルト・シュトラウスを中心としたドイツ・オペラであるが、ティーレマンはイタリア・オペラのレパートリーにも進出のきざしを見せている。
ティーレマンの活躍はオペラの世界にとどまらず、管弦楽の世界にも及んでおり、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団などの一流オーケストラへの客演も盛んに行なっており、2004年にはジェームズ・レヴァインの後任としてミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任している。 2008年秋から、ドイツ・グラモフォンへウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とともに映像によるベートーヴェン交響曲全集を録画・録音する。